コントラバス/ウッドベースの維持費(ランニングコスト)【実は高くない】

コントラバス/ウッドベースの維持費(ランニングコスト)【実は高くない】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

これからコントラバス(ウッドベース)を購入されるかたは、ランニングコストが気になると思います。
維持費ですね。

楽器なので、けっこうかかるのでは、と心配になると思います。

今回は、このことについて書いていきます。

コントラバス/ウッドベースの維持費(ランニングコスト)

コントラバス/ウッドベースの維持費(ランニングコスト)

結論から書くと、維持費は思ったほどかかりません。

交換が必要な消耗品は、

  • 弓の毛
  • 松ヤニ

の3点です。

コントラバスの弦は他の楽器に比べて値段が高いです。
およそ、2~4万円です。

ちなみにジャズ系ベーシスト一番人気の「スピロコア」は2万円ほどです。

» スピロコアというバランスの良い弦【コントラバス/ウッドベース】

クラシックではピラストロの「オリジナルフラットクロム」などの、4万円ほどの弦がよく使われている印象です。

交換頻度

「弦高いな」という印象かもしれませんが、趣味でされているかたは 2年に一度くらいの交換頻度で大丈夫です。
そうなると、スピロコアで年間1万円ですね。

弓の毛

弓の毛は消耗品です。
バイオリンショップに毛替えを依頼するのですが、値段は1万円~1万5千円ほどです。

こちらも弦とおなじく、趣味でされているかたは、交換の頻度を伸ばして良いと思います。
クラシックの趣味のかたで 1年に一度、ジャズ系の趣味のかたで 2年に一度くらいを目安にすると良いです。

ちなみにジャズ系ベーシストのかたで弓を弾いていない場合は、必要のないコストですね。
次に書く松ヤニも、おなじく必要なくなります。

» 弓の毛替えのタイミング【リペアマンに訊いてきました/コントラバス】

松ヤニ

弓の毛につける松ヤニも消耗品です。

時間が経つと硬くなっていき劣化します。
一部劣化しにくい松ヤニもあります。

プロオケのかたは、毛替えの度に新しいのを買っていました。
松ヤニはおよそ、1,500円~3,000円ほどです。

» ウッドベース/コントラバス、おすすめの松脂3つ【音色重視のかたへ】

年間コストを計算

上に書いたコストをまとめますと、

  • クラシック(趣味)… 31,500/年
  • ジャズ系(趣味、弓なし)… 10,000円/年

ということになります。
趣味としては、かなり安く済む方ではないでしょうか。

スタジオ代

書いていて思いつきましたが、もう一点ありました。
練習場所代です。

家で練習できない場合、レンタルスタジオなどの部屋を借りて練習することも出てきます。
スタジオ代は、1時間、500円~1,000円です。

あともちろん、故障箇所が出たら、都度修理費用がかかります。
ちなみにぼくは何年も修理に出さずに済んでいますよ。

スタートに費用がかかる

スタートに費用がかかる

以上、コントラバス(ウッドベース)の維持費について書いてみました。
思ったよりかからないことが伝わったでしょうか。

ただやはり、最初に楽器を買うときに、安くないお金がかかってしまいます。
新品で一番安くて20万円ほどです。
ここだけ、趣味としてネックですね。

楽器の値段については、
初心者はいくらのベースを買うべきか【失敗しないエレキ/ウッド購入】
にも書きました。

関連機材が欲しくなる

あと、続けていると関連の機材やパーツなども欲しくなってきます。
ジャズ系においては、アンプなども必要になってきますので、このあたりにも注意ですね。

関連機材については、
【まとめ】ウッドベース・コントラバス、おすすめ機材・パーツ記事一覧
のページにまとめてありますので、チェックしてみてください。
今回のページもそちらに追加します。

それでは以上です。
ぜひぜひ臆せず、コントラバス(ウッドベース)を始めてみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました