この記事ではオススメの松脂を紹介します。
■ ぼくが松脂に求めているもの
ぼくが松脂を選ぶときに大事にしているポイントは2点のみです。
- 音色
- 引っかかりやすさ
この順番で選んでいます。
■ ハスキーな音色が好き
音色はサラサラしたハスキーな音色が好きです。
ぼくはこの方がアコースティックさを感じます。
■ 引っかかりやすさ
引っかかりやすいかどうかは、弾きやすさに直結しますね。
コントラバスを演奏するひとにとっては大事なポイントです。
ウッドベース/コントラバス、おすすめの松脂3つ
ぼくが実際使ってきたものを紹介します。
この3つです。
コルスタイン
ぼくが現在メインで使っている松脂です。
ぼくのは「コルスタイン・ヤマモトオリジナル」という松脂で、現在は生産されていないと思います。
リンクはオールウェザー(夏冬兼用)のものにしました。
音色・引っかかりがちょうど良い
コルスタインの音色は、ぼくの好みのサラサラ系です。
引っかかりやすさも問題なく、また夏に溶けることもなく扱いも楽です。
欠点が見つからないです。
カールソン
よくカールソンを初心者用として紹介されていますが、一流ベーシストも使っています。
新日本フィルのぼくの先生もメインで使っていますよ。
カールソンはしっかりした音色
カールソンはぼくの好みのサラサラ系でなく、どちらかというとガツガツ系です。
とはいえ結局、演奏者しだいです。
ぼくの先生からガツガツした音色は聴いたことがありません。
楽器がきちんと鳴る
カールソンはしっかり引っかかるので、楽器のポテンシャルを引き出してくれると考えています。
楽器をしっかり鳴らしてくれる、ということです。
持っておいて間違いない松脂です。
アラスカ
アラスカはかなり個性的かもしれません。
サラサラ系の極地といった松脂です。
ドイツの松脂なのですが、まるで森の中の澄んだ空気をそのままもってきたような音色です。
ぜひ一度は弾いてみて欲しい松脂です。
ポップス(△)
三角マークをつけました。
ポップスは混ぜものゼロですし、ユーザーも多く、よい松脂だと思うのですが、ぼくは初心者のかたにはオススメしていません。
とても扱いにくいのです。
簡単に溶けてしまう
夏場に少しでも下手に扱おうものなら、すぐドロドロに溶けてしまいます。
一度溶けると成分が偏り(かたより)ますし、見た目も使う気になれない感じになります。
もし買う場合は、その点もふくんで買ってみてください。
有名ベーシストが使う松脂
あこがれているベーシストが使っている松脂を選ぶのも手です。
ベルナルデル【ゲイリー・カー】
ゲイリー・カーはなんとバイオリン用の松脂です。
アラスカ【ステファノ・シャシャ】
上でも紹介したアラスカです。
アラスカはステファノ・シャシャが有名にしたといってもいいかもしれません。
最近は買えるところが少なくなったようで、杉田コントラバス工房さんか、一部の海外通販なら買えるかもしれせん。
» 杉田コントラバス工房
またステファノ・シャシャは最近はコルスタインを使っているというウワサもあります。
ポップス【アヴィシャイ・コーエン】
アヴィシャイ・コーエンにかぎらず、ポップスユーザーは多いです。
松脂選びは、最初に話したように音色の好みもあると思います。
いろいろ試してみて、お気に入りを見つけてくださいね。
松脂と弦はいろいろ試す
いろいろ試すといいのは弦も同じです。
弦もたくさん種類ありますからね。
弦のオススメの記事も書きましたので、こちらも読んでみてください。
» ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ【ジャズ歴20年のぼくがおすすめ】
記事はここまでです。
また別の記事でお会いしましょう。