先日、弓の毛替えをしてきました。
今回は「シベリア」の馬の毛を選択。
お店に行ったついでに、毛替えのことをいろいろ訊いてきました。
質問したのは「毛替えの時期/タイミング」と、「毛替えをする理由」です。
弓の毛替えのタイミング
まずはタイミングについて。
半年~1年に1回を推奨
この「半年か1年に1回」というのは、よく聞く話ですね。
今回もまずは、この回答を得ました。
シビアなひとは3ヶ月に1回
あとに書くことと関係しますが、シビアなひとは3ヶ月に1回替えるそうです。
このあたりは弦を換えるタイミングと似ていますね。
なぜ替えるのか
「そもそも、なぜ毛替えをするのか」も訊いてきました。
引っかかりの減り
ぼくが、
「キューティクルが減って、引っかかりが無くなっていくと聞いたのですが…」
と言うと、
「そうです」
とのこと。
そして、その引っかかりは「だんだん無くなっていく」とのことで、上に書いた「シビアなひとは3ヶ月」という回答は、ここで得ました。
弓毛の量、偏り、伸び
また他に替える理由として、「毛の量と伸び」があるそうです。
毛が少なくなってきたり、偏り(かたより)が発生している場合は替えるべきとのことです。
また毛の伸びも見るそうですが、これは専門家でないと判断がつかないのではないでしょうか。
結局は個人の判断になる
最初に「替えるスパン」について書きましたが、逆にいえば上で書いた「替える理由」が発生していなければ替えなくて良いのでは、と思いました。
そのまま訊いてみると、「そうです」とのこと。
「最終的には個人の判断になります」と。
まだ引っかかると感じていれば、替える時期を先伸ばしにしても良いかもしれません。
しかし、劣化はしているはずですので、試しに毛替えしてみて、どう変わるのかを知るのが最も良い選択だと思います。
毛替えは余裕をもって
毛替えって、けっこう時間を取られます。
作業は3時間かかるので、お店に預けるのと、引き取りに行くスケジュールを調整しなければなりません。
練習にも支障が
換えの弓を持っていない場合、預けている間は、もちろん弓の練習ができません。
なので、なるべく早く引き取りに行きたいですね。
また、新しい毛にも慣れないといけませんので、演奏スケジュールをかんがみて、余裕を持って作業依頼しましょう。
それでは以上です。
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