別記事で「年始に抱負を考えること」をおすすめしました。
» 今年の音楽の抱負は何ですか?【具体的に1つ決めるのがオススメです】
ある生徒さんにも抱負のことを話したら、「今年は基礎をしっかり固めたい」とおっしゃいました。
良い抱負だなと思いました。
ところで、コントラバス(ウッドベース)における「基礎」とは何でしょう。
少し考えてみたいと思います。
コントラバス/ウッドベースにおける「基礎」とは何だろう
たとえば「演奏フォーム」は基礎となるでしょう。
演奏フォーム
コントラバスの場合、たとえば「左手」と「右手」という観点があります。
左手
コントラバスの左手のフォームは、少々特殊なので訓練が必要です。
きちんと手は広げられているか、指は落ちずに自然にカーブしているか、親指に負担がいき過ぎていないか、手首はどうか。
色々とチェックするポイントがあります。
長く演奏しているひとでも、変なクセがついてしまっていないか、節目節目でチェックできると良いですね。
チェックには、このブログの記事も参考にしてください。
» コントラバス/ウッドベース「左手」関連の記事まとめ【弾き方・コツ】
右手
右手は発音のカナメなので重要です。
たとえばピッチカートでは、正しい方向にピッキングできているか、リラックスできているか。
けっこうチェックするポイントがあります。
こちらもブログ記事を参考にしてチェックしてください。
» ジャズのウッドベース「右手」関連のブログ記事まとめ【弾き方・コツ】
スケールやコード
楽器のことだけでなく、スケールなども基礎といえるでしょう。
メジャースケール
たとえば、メジャースケールを指板のどこからでも弾けるでしょうか。
あやしいキーなど、無いでしょうか。
各コード
スタンダードなどを弾いていて、弾けないコードは無いでしょうか。
もしあれば、コードトーンを覚える作業をしないといけません。
» ベースを使ったコードトーンの覚え方【ウォーキングラインにも使える】
ジャズのスタンダード
スタンダードをどのくらい知っているか、というのも、味方を変えれば基礎になるかもしれません。
練習と思って聴くことも、多少は必要になってくるでしょう。
曲を覚えるのに、このブログの月の課題曲も使ってくださいね。
» 毎月の課題曲まとめ【ジャズスタンダード/ジャムセッション対策】
基礎練は初心者向けではない
ある武術家が、こんなことを言っていました。
「基礎が大切と思っているひとは、すでにある程度のレベルにある」
基礎をしっかりやらなきゃ、となっているひとは、けっこう経験を積んだひと、ということですね。
考えてみれば、基礎が大切であるのことは初心者は知りません。
その意味では、基礎練習というのは初心者向けではなく、中級者以上のひとのためのもだともいえますね。
ぜひ基礎を固めて、その土台に良いものを乗せていきましょう。
それでは以上です。
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ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【②コツ/考え方】
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