昨日、
アジャスター取り付けのすすめ【コントラバス/ウッドベースの弦高調整】
という文章を書きました。
弦高調整時の注意点を書いておきます。
アジャスター調整時の注意点
まずどの程度、弦高を上げ下げするかを明確にしておきます。
半周で1ミリが目安
あくまで目安ですが、半周、アジャスターを回すと1ミリほど弦高が変化します。
ぼくは先日作業した時は、ビビりを減らす目的だったので、1/4周ずつ作業していきました。
また、どれだけ回したか分かるように、アジャスターにマーカーで印をつけておくと良いです。
しっかり弦を緩める
ある程度弦を緩めないとアジャスターは固くて回りません。
経験でどれくらい回せばいいか分かってきますが、最初のうちはアジャスターが回るか確認しながら弦を緩めていきましょう。
またこのとき、ぼくは緩め過ぎないように気をつけています。
作業で駒が動かないように、弦に支えて欲しいからです。
弦高を上げる場合は、多めに緩める
ちなみに、弦高を上げる場合は、弦の抵抗があるので、下げる時より多めに緩めないとアジャスターが回りません。
足を片手で押さえながら回す
上で「駒を動かしたくない」と書きました。
アジャスターを回す力で駒自体が動かないよう注意しないといけません。
片手で駒の足を押さえながらアジャスターを回すと、安全に作業できます。
回転方向
アジャスターを回す方向です。
- 弦高を上げる:反時計回り
- 弦高を下げる:時計回り
ボディにネジを入れていくイメージを持てば迷わないと思います。
調弦(チューニング)
回し終わったら、弦を張っていきます。
ぼくは各弦少しずつ回すようにしていますが、おそらくあまり意味がありません。
リペアマンが、一弦ずつしっかり張っていくのを見ています。
またこのときに、調弦が通り過ぎないように、手元にチューナーを置いておくと安全です。
» TEチューナー(TonalEnergy Tuner) 使える機能
駒の傾きを確認
チューニングが終わったら、駒の状態をチェックしましょう。
駒の下側が楽器に対して直角になっているのが正しい状態です。
» ウッドベース/コントラバスの弦交換【やり方・注意点・駒のチェック】
弦高調整で気分一新
以上、アジャスターによる弦高調整時の注意点を書いてみました。
新しい弦高を楽しんでくださいね。
弦高を変えると、思った以上に出音が変わり、驚きます。
ぼくはこの瞬間が好きです。
何か新しいことが始まるような、ワクワクが感じられるんです。
そのせいで、いつもより多めに練習してしまったり、いろんな練習曲を弾いてみてしまいます。
弦高を変えると、こんな副産物もついてきますね。
逆に、何か変化が欲しい場合に弦高を変えるというのも、アリなのかもしれません。
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