ウッドベース/コントラバスの弦交換【やり方・注意点・駒のチェック】

ウッドベース/コントラバスの弦交換【やり方・注意点・駒のチェック】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

自分の楽器を弦交換しました。

せっかくなので、ウッドベース/コントラバスの弦交換について、文章を残しておこうと思います。

やり方や注意点、チェックポイントなどを、写真をまじえて書いていきます。

ウッドベース/コントラバスの弦交換

順をおって書いていきますね。
今回は「ベルベットのブルー」から「スピロコア・ライト」への張り換えです。

説明に使った写真は、高画質のものを Instagram の方にアップしてあります。

楽器を寝かせる

まずは楽器をあお向けに寝かせます。
下に布か何かを敷くと、ホントはいいでしょうね。
ぼくはそのへん雑なので省略。

デーンと寝かせます
デーンと寝かせます
なんとなく別ショット
なんとなく別ショット

弦は必ず一本ずつ交換する

まれに全部の弦を外してしまうかたがいますが、間違いです。
一本ずつ交換しましょう。
魂柱が倒れてしまうからです。

魂柱は楽器の内側にあるパーツです。
詳しくは、
「ウッドベースの「魂柱」というパーツ【扱いの注意点も書きます】」
のページを見てみてください。

いつも4弦から換えます
いつも4弦から換えます
あと1本まできて、一息ついているところ
あと1本まできて、一息ついているところ

便利グッズ

昔こんなペグをまわすツールを買ったことがあります。

ですが、結局手で回してます。
やったことあるひとは分かりますね。
握力トレーニングです。

駒に鉛筆で書く

弦を外したときに、駒の溝に鉛筆で書くというか塗ってください。
弦の滑りが良くなります。
エレキベースでも一緒ですね。

前回塗ったエンピツの色が落ちていたので、追加します
前回塗ったであろうエンピツの色が落ちていたので、追加します
上駒(ナット)も塗ります
上駒(ナット)も塗ります

駒が垂直かチェック

全部の弦を張り終わったら、駒の状態をチェックします。
写真のように、下側(テールピース側)の角度が、ボディと90度になっているか見ます。

張り換える前
張り換える前
張り換えたあと
張り換えたあと

音程が安定するまで一週間

弦を換えて最初のうちはチューニングがぜんぜん安定しません。
ただ、一週間もすれば安定してきます。
練習時のチューニングも楽になるでしょう。

無事、張り換え終わりました

なので、演奏の直近は弦交換を控えるのがベターです。

しかしぼくは愚か者なので、明日ライブがあるのに弦交換しました。
今日はチューニングしまくることになります。
明日の夜までに間に合うかな。

「ブルー」も「スピロコア」もオススメ

今回は先に書いたように、「ベルベットのブルー」から、「スピロコアのライト」に張り換えました。
どちらもオススメの弦です。

ブルーについては、使用レビューも書きました。
»「ブルー」というナイロン弦の紹介【ウッドベース/コントラバス弦】

またスピロコアもオススメです。
ミドルとライトで少し音色が違うので、好きな方を張るといいですね。
ぼくはどちらかというと、ライトの方が好きです。

以上、弦交換について書いてみました。
参考にしてくださいね。

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