ヤマハサイレントベースをグレード別比較【ウッドの代わりはこれ一択】

ヤマハサイレントベースをグレード別比較【ウッドの代わりはこれ一択】 BASS GEAR

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

ヤマハのサイレントベースっていくつかグレードあって、どれを買えばいいか分かりにくいですよね。

この記事では、グレードごとに特徴をまとめてみました。
選ぶときの参考にしてみてくださいね。
2020年に出た最新商品にも対応しています。

突然ですが本題に入るまえに、ヤマハのサイレントベースが欲しくなる動画をプレゼントしますね。

どうでしょう。
もはや本物のウッドベース買わなくていいんじゃないかって思えてしまいますよね。

ヤマハサイレントベース(SLBシリーズ)をグレード別に比較解説します

ヤマハサイレントベース(SLBシリーズ)をグレード別に比較解説します

SLB300 > SLB200 > SLB100 の順に新しいモデルになります。

SLB300 - 2020年発売

ヤマハサイレントベースの新商品、SLB300 を弾いてきました。
いままでの SLB とは次元がちがいます。
さらにむちゃくちゃ良くなっていました。
ボディも木目でかっこいいし、なんといっても音がより本物のウッドベースに近づいていました。

音が良くなっている

こちらは一番新しいモデルですが、音色がかなり良くなっています。
低音がより広がりのあるものになり、これまでの少し耳につく感のあった高音が改善されています。
ウッドベースにとても音が近づきました。
ピエゾのピックアップマイクで拾ったウッドベースの音と、もはや区別がつかないと思います。

3つのサウンドシュミレーター機能が追加された

サウンドシミュレーターというのは、エフェクターのように音を変えるしくみです。
「シミュレーター / simulator」は何かを模擬的に再現する装置のことをいいます。

音色は3種類あります。

  • Rich … 定番ヴィンテージ真空管マイク
  • Simple … ダイナミックマイク
  • Warm … 真空管マイク名機

ぼく的には「Warm」が好きですね。
一番ウッドベースっぽい音がします。

また、かけ具合も調節できます。

電池が単3に

これは地味にうれしい改善点ですね。
9Vの電池は、たまにお店に置いてない時がありますからね。

ヘッドフォン使用"不可"

ぼく自身はヘッドフォン機能は不要だと考えています。
アンプやPCにつないで、そこからヘッドフォンに送れば済みますものね。

軽量化を維持

本体の重さは約 7.2kg です。
軽量化された SLB200 とほぼ同じ重さです。
これもうれしいポイントですね。
ケースに入れたらそれなりの重さになりますから。

ソフトケース付属

SLB300 専用ケースもちゃんとついてきます。( SLB200 と同じケースのようです)

別売りのスタンド(全モデル対応)

このスタンドは SLB300~100 全モデルどれでも使えます。
毎回練習のたびに組み立てるのは大変ですから、こちらもあるといいですね。

SLB200

上の動画のクリス・ミン・ドーキー氏が愛用しているモデルです。

軽量化

本体の重さは約 7.2kg です。
SLB100 が約 10kg ですので、けっこう軽くなっています。
これは大きいメリットですね。
頻繁に運ぶわけですから、少しでも軽い方がいいです。

ヘッドフォン使用"不可"

SLB300 のところでも書きましたが、ぼくはこの機能はそもそも要らないと考えています。

ACアダプター使用"不可"、9V電池で駆動

SLB200 は、アダプターは使えません。
箱型の9Vの電池が必要です。

ソフトケース付属

SLB200 専用ケースも、ちゃんとついてきます。

アタッチメント

別売りで、欲しいかたがあとから追加するパーツです。
もともとウッドベースを弾いているかたは、これらのアタッチメントが欲しくなると思います。

ぼく的には、なくても演奏できますが両方ともあると安心感が増えます。
とくに下の延長フレームは欲しいですね。

SLB100 - 2000年発売

SLB 第1号。
よくぞ開発してくれました。

正直、他社のサイレントベースはウッドベースとまったく弾き心地が違います。
これはこれで練習がいるな、といった感じです。
そんな中、SLB シリーズは何の練習もなくすぐ弾けます。すばらしい。ほとんどウッドベースと一緒です。

ヘッドフォン使用可

SLB シリーズの中で唯一ヘッドフォンが直接つなげます。

9V電池かACアダプターで駆動

9Vは箱型の電池です。
100均などで買えますが、たまに置いてないときがありますね。

電池が面倒なかたはこのアダプターを。
メーカーサイトにある型番「PA-3C」に対応しています。

ソフトケースは別売り

残念ながら、SLB100 専用ケースは別売りです。

アタッチメント

SLB100 用のアタッチメントは膝あてのみあります。

セット販売

Amazon と楽天には SLB100 の「本体+付属品」のセット販売があります。

ヤマハサイレントベースにおすすめの弦

ヤマハサイレントベースにおすすめの弦

ヤマハサイレントベースは少しかための音色ですので、常々、金属弦でなくナイロン弦が合うと思っています。
ナイロン弦を張ると、ふくよかな暖かいサウンドになります。

おすすめのナイロン弦は、
ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ【ジャズ演奏歴20年のぼくがおすすめします】
に書きましたので、こちらも読んでみてくださいね。

記事はここまでになります。
ヤマハサイレントベース、楽しんでくださいね。

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