こんにちは。ベースの tacama です。
ライブハウスなどで 20年ジャズを演奏しています。
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ぼくはことあるごとに、ベルベット社の弦をひとにススメています。
現在はスピロコアを張っていますが、一時期ベルベットの弦ばかり張っていました。
■ 大音量が出る
なぜベルベットにしていたかというと、もちろん音色も好きだったのですが、とにかく音がすごく大きいんです。
ピアノトリオなら、ほぼアンプ無しでいけるくらいの音量がかせげました。
たとえば下の動画は「アニマ」を張っているときのものです。
このときはアンプ無しで録りました。
ドラマーには少し小さく叩いてもらいましたが、音量的に問題ありませんよね。
あとやっぱり音色も良かったです。
弦が太く、柔らかい素材を使っているので、倍音が豊かで音の口径が大きい感じがします。
まさにフェイクガットですね。
velvet弦のススメ
ベルベット社の弦から3つオススメの弦をピックアップします。
どれかをぜひ試してベルベットの魅力を味わって欲しいです。
ぼくは一度はベルベットの弦を貼るべきだと思っています。
ウッドベースという楽器はこれだけの大きい豊かな音が出ること、ポテンシャルをもつ楽器なんだ、ということを知って欲しいです。
そのうえで他の弦なりにいくのをオススメします。
ガルボ / Garbo
ラリー・グレナディアが張って有名になった弦です。
ぼく自身は張ったことはないのですが、生徒さんが張っていたので触らせてもらっていました。
ぼくがこれまで弾いた弦のなかで一番ガット弦に近いです。
ポール・チェンバースの音がします。
ラリー・グレナディアの演奏を貼っておきます。
なお弦が太いので、張る場合には駒の溝を広げないといけません。
丸ヤスリなどで広げます。
広げたあとに通常の細い弦に戻るのを心配するかもしれませんが、大丈夫です。
ぼくもそのままスピロコアを張っています。
リペアマンにも確認してあります。
アニマ / Anima
ぼくが張っていた弦です。こちらは弓(アルコ)でも弾ける、という設定の弦です。
ぼくは弓もよく弾くのでこちらを張っていました。
音はこんな感じです。
この弦も駒の溝を拡げる必要があります。
ブルー / Blue
この弦は上2つの廉価版です。安いバージョン。
ガルボとアニマは芯材にシルクをつかっていますが、ブルーは化学繊維です。
ブルーは駒の加工が必要ありません。
スピロコアとほぼ同じ弦の太さです。
■ナイロン弦
今回紹介したベルベットの弦は、ナイロン弦のカテゴリーに含まれます。
今後は金属弦でなく、ナイロン弦が主流になっていくだろうとも言われています。
ナイロン弦に関しては
「ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ【ジャズ歴20年のぼくがおすすめ】」
のページも読んでみてください。
それではまた別の記事で。
※追記(2021.03.13)
「ブルー」ついて、個別に紹介記事を書きました。
「ブルー」というナイロン弦の紹介【ウッドベース/コントラバス弦】