最近、自分の楽器の弦高を上げました。
「ビビり」が発生していたので、直すためです。
作業は簡単です。
駒にアジャスターがついているので、ものの5分で弦高は上げられます。
クラシックのかたは嫌いますが、ぼくはアジャスターは有意義なパーツだと思っています。
このことについて、少し書いていきます。
アジャスター取り付けのすすめ
取り付けを迷っているかたは、ぜひ参考にしてください。
弦高調整が自分でできる
弦高調整を自分でできるというのは、かなり魅力的ではないでしょうか。
ぼくはもともと、弦高を上げるためにアジャスターを取り付けました。
季節で1ミリ変わる
夏と冬で、ぼくの楽器はけっこう弦高が変わります。
1ミリほど変わっているのではないでしょうか。
ジャズ系ベーシストにとって、1ミリの違いはかなり大きいです。
ピッチカートの場合、指板と弦の距離を常に計って弾いてると思いますので、弾き心地がまるで変わってきます。
この季節変動を吸収するために、アジャスターを取り付けるのが本来の目的でしょう。
弦高が試せる
上に「弦高を上げるために取り付けた」と書きました。
むかし、演奏しやすさを求めて弦高を下げるセッティングをしていました。
あるとき、「やはり弦高はある程度必要だ」と考えて上げたくなったのです。
それでアジャスターを取り付けることにしました。
取り付けは楽器屋さんで
ぼくはバイオリンショップに持ち込みました。
値段を忘れてしまったのですが、駒の加工と取り付けで、1万5五千円 ~ 2万円くらいだったと思います。
アジャスターってネットでも買えるのですね。
» New Harmony Bass Height Adjusters
でもやはり専門のリペアマンに加工してもらのが良いのではと思います。
もともとアジャスターが付いている駒も存在して、お店で注文できます。
弦高で音が変わる
弦高は本当に音が変わります。
音が変わる仕組みは、正直よくわかりません。
リペアマンのかたと話すのですが、変わるのはテンションだけのはずです。
弦高を上げるとテンションが高くなるので、その分、ピッキングが変わるのだろうと想像しています。
そう、一般に弦高を上げると音は良くなります。
限度はあると思いますので、上げ過ぎにも注意です。
ぼくも一度上げ過ぎをやってみたことがあります。
より良い音を目指して
弦高に興味を持つことは良いことだと思います。
少しでも良い状態にしたいってことですよね。
「弾きやすさ、ひいては楽器から出る音を、現在の状況で最高のものにしたい」
楽器をいじくるひとには、そんな気概を感じます。
ちなみにアジャスターを取り付けると音が悪くなる、というイメージがあるかもしれませんが、ぼくは感じていません。
たとえばクリスチャン・マクブライドの楽器もアジャスターが付いていますが、そんなに悪い音でしょうか。
» クリスチャン・マクブライド「Conversations with Christian」の詳細はこちら
ぜひ、アジャスターつけてみてくださいね。
それでは以上です。
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【まとめ】ウッドベース・コントラバス、おすすめ機材・パーツ記事一覧
に追加しました。
※追記
弦高調整時の注意点も書いてみました。