このブログで、コード進行を覚えることをこれまで何度も勧めてきました。
たとえばこの記事など。
»【課題曲】A列車で行こう/イパネマの娘/酒とバラの日々【覚える】
「なぜ覚えた方がいいのか」について、もう少し書いてみようと思います。
なぜコード進行を覚えた方が良いのか、理由3つ
理由は3つあります。
最後に書く3つ目の理由が、一番大きな理由です。
曲の把握が進む
覚える過程において、曲の理解が進みます。
「ここは転調しているんだな」
「ここはあの曲と同じ進行だ」
といった具合ですね。
音に集中できる
楽譜を見ないで弾けるので、それだけ違うことに頭を使うことができます。
楽器を弾くことに意識を使ったり、周りの競演者の音がもっと聴こえるようになります。
アイコンタクトも取りやすくなりますね。
かっこいいから
上にも書いたように、これが一番の理由です。
「かっこいいから」
ジャズはポップス
ジャズはロックやポップスに近いジャンルです。
庶民の音楽というか。
もともとブルースから来ていますからね。
もしロックのバンドが楽譜をガン見していたら、ちょっと興ざめですよね。
ジャズも同じです。
クラシックよりマシ
クラシックの演奏家の、楽譜を覚える量はハンパではありません。
ソリストになると2時間くらいの演奏を楽譜なしでおこないます。
どれだけの量の音符を記憶しなければならないのでしょう。
それに比べれば、枯葉のコードの量なんて、本当にわずかなものです。
かっこいいと思われること
そもそもぼくらが楽器を始めた理由は「かっこいいから」ではなかったでしょうか。
ピアニストなどは小さいころに強制されたひともいるでしょうから、少し違うと思いますが、その他の楽器のひとは、ほぼこの理由で始めているはずです。
せっかく音楽をしているので、この「かっこよさ」ということも追求しても良いのでは、と思います。
ちなみに、コード進行の覚え方については、
ピアノ以外の楽器向け、コードトーンの覚え方【キーボードを使います】
を参考にしてください。
アートの気持ち
ということで、コードを覚えるべき一番の理由は「かっこいいから」でした。
ぼくは音楽するひとは、いつもアートの心を持つべきだと思っています。
映画を観たり、本を読んだり、美術館に行ったり。
そうやって良いものに触れて、自分の心を育てていけるといいですね。
過去にこんな文章も書きました。
» 常にアートのこころを【楽器を持ったらスイッチを入れましょう】
それでは以上です。
この記事は、
音楽理論/ジャズ理論関連のブログ記事まとめ【ほぼベーシスト向け】
に追加しました。