先日、弦交換をしたのですが、ギリギリまでパーペチュアルにしようか迷っていました。
前にこちらの文章に書いた「パーペチュアル」に弦を変えようか迷っています。
ぼくはウッドベース/コントラバスの弦は「テンションは低くあるべきだ」と考えていて、 パーペチュアルはそれに沿う弦です。
まあ迷っているといっても、もうほぼ変える方向でいます。なんでも試してみないとね。
ここまで書いておきながら、結局今回は、これまでと同じスピロコアのライトでいくことにしました。
理由は、調整も同時にしてもらったのですが、調整による音色の変化を見極めたかったことが大きいです。
ただ、お店で散々弾き比べもしたので、音色の違いについて、このページに書いておきます。
■ スピロコア(ライト)
■ パーペチュアル
スピロコアとパーペチュアルの音色の違い
スピロコアとパーペチュアルは似ていると言われますが、ぼく的にはけっこうキャラクターの違う弦だと感じました。
また弾き比べはピッチカートのみです。
弓もおよそ同じ感じだと思います。
低音の広がりはパーペチュアル
パーペチュアルの方が、低温成分がフワッと広がる感じが大きいです。
これはベースとしては大切な部分なので、かなり魅力的です。
これを感じたとき、「この弦はガット志向だな」と理解しました。
これまでのフェイクガットと比べて良い感じもします。
パーペチュアルはナイロン弦でない
特筆すべきは、パーペチュアルはナイロンでなく金属弦な点です。
金属弦でこの感じ、出せるのですね。
埋もれにくさはスピロコア
バンドで弾いたときの音の埋もれにくさは、若干スピロコアの方が有利な感じがしました。
少しだけ音色が硬くブライトです。
左手が楽なのはパーペチュアル
数値上もパーペチュアルの方が、いくぶんテンションが低いです。
スピロコアのライトより低いので、けっこう低い部類に入ります。
左手は、やはり少し楽ですね。
弓はスピロコア
ぼく自身は弾いていないですが、店員さん(ベーシスト)に、パーペチュアルは弓はどうかと訊いてみたところ、「薄くなる」か「弱くなる」のようなニュアンスの返答をもらいました。
クラシックギターのようなパーペチュアル
あと、パーペチュアルはピッチカートで弾いた場合、クラシックギターのような音色を感じます。
ぼくはクラシックギターのナイロンの音が好きなので、これは良ポイントです。
総じての感想
総合的にみて、それぞれを一言で言うなら、パーペチュアルは「上品」、スピロコアは「ワイルド」といった印象です。
こう書くとワイルドなスピロコアが良さそうに聞こえるかもしれませんが、パーペチュアルのリッチなサウンドはかなり捨てがたいです。
ぼくも次はパーペチュアルにする可能性大です。
結局は張ってみないと分からない
以上、いろいろ書いてみましたが、結局は自分の楽器に張ってみないとなんともいえませんね。
各自の好みも大きいです。
しかも張ってから、ある程度使ってみて、感じることもたくさんあります。
コントラバス(ウッドベース)の弦は安くないので、あれこれ悩むわけですが、何ごとも経験です。
ぜひ思い切って、いろいろ試してみてくださいね。
■ スピロコア(ライト)
■ パーペチュアル
それでは以上です。
このページは、
【まとめ】ウッドベース・コントラバス、おすすめ機材・パーツ記事一覧
に追加しました。
また、スピロコアについては、
スピロコアというバランスの良い弦【コントラバス/ウッドベース】
のページにも色々と書いています。