ベースソロを練習していて、「なんかうまくいかないな」とへこむことありますよね。
そんなときにチェックして欲しい点を書いてみます。
ジャズのソロって総合的だと思います。
いろんな要素が、それぞれある程度点数を取れるようになって初めてうまくいく、といった具合に。
ホントに難しいですね。
でもやりがいもあると思います。
ジャズのベースソロが上手くいかない時に見つめ直すこと
チェックする点は3つ。
コードはしっかり追えているか
まだその曲に慣れていない、ということもあるかもしれませんが、曲のコードはしっかり処理できているでしょうか。
「このコードは処理できていても、その次のコードは処理できなかった」
という状態でも、ソロはいい具合には聴こえてきません。
特にそのキーにおいて、外れているコードトーンを含むコードは要注意です。
このコードは特にしっかり"露骨"に表現していかないといけません。
» 曲のメインスケールに無いコードトーンを使う【ジャズのソロのコツ】
フレーズの長さ
ひとつひとつのフレーズの長さはどうでしょう。
1小節以下で終わってしまっていないでしょうか。
短いフレーズが散発するソロも、あまりいい具合には聴こえてきません。
2から3小節にまたがるようなフレーズも弾いてみましょう。
ダイナミクス
音の大小はどうでしょうか。
フレーズ内で、どの音も音量が同じだと、これもあまり良くは聴こえません。
上手い人の演奏を聴くと、ダイナミクスレンジが広いです。
どの程度ダイナミクスをつけているか。
そんな観点で音源をいろいろ聴いてみてください。
そして真似しましょう。
» ベースソロはダイナミクスをつけるようにする【大きい音・小さい音】
耳コピーすると見えるもの
ベースソロは、難しいことを弾こうとして気をてらう必要はありません。
たとえばポール・チェンバースのソロを耳コピしてみてください。
コードと照らし合わせてみると、全然難しいことを弾いていないことがわかると思います。
なのにすごくかっこいい。
かっこいい理由は、そこに無いということですね。
ジャズのソロは、残念ながらすぐに上手くなることはないので、あせらずゆっくり地道に練習していきましょう。
ひとまず、こなせるだけでもすごいことです。
いまの状態に自信を持ってくださいね。
それでは以上です。
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