ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ【ジャズ歴20年のぼくがおすすめ】

ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ【ジャズ歴20年のぼくがおすすめ】BASS GEAR

こんにちは。ベースの高間です。ジャズ演奏歴20年です。

この記事ではおすすめのナイロン弦を紹介したいと思います。

ウッドベース / コントラバスでは、かつてガット弦(ひつじや牛の腸)が使われていましたが、現在は金属弦が主流です。

しかしガット弦はこんないい面もあります。

  • 太い迫力のある音
  • おおきい音量
  • 高音成分がはっきりしていて、音程がしっかりでる
  • 左手で弦をおさえるのが圧倒的に楽

ただガット弦は値段が高いです。
4本セットで10万円するのもあります。

また演奏中に音程が変わりやすいです。
金属弦が広まったのもこの音程の欠点をさけるためですが、やはり特にジャズなどの音楽の場合、ガット弦のふくよかな音色が欲しくなります。

そこで出てきたのがナイロン弦です。
近年はナイロン弦への期待が高まっています。
ナイロン弦は芯材に化学繊維をつかった弦です。

ナイロン弦は「フェイクガット」とも呼ばれ、ガット弦とほんとうにそっくりの音色のナイロン弦もでてきました。

弦メーカー各社がナイロン弦をつくっていますが、その中からおすすめのものを紹介したいと思います。

ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ

ウッドベース向け、ナイロン弦まとめ

特徴もあわせて書いていきます。
ベーシストのリンクは YouTube へ飛びます。

3/4や4/4サイズなどの表記は、弦長(上から下までの弦の長さ、上駒から下駒)のことです。特に大きいサイズの楽器を購入した記憶がなければ、ご自身の楽器は3/4サイズである可能性が高いです。

Obligato / オブリガート

ナイロン弦のはしりともいえる古くからある弦です。有名ベーシストのユーザーも多いです。

すごく音色がキレイです。弓も気持ちいい音がでます。さすがレジェンドが選ぶだけのことはあります。

惜しい点がありとすれば、弦がくるくる回りやすいことと、少しだけ値段が他より高いことでしょうか。欠点といえるほどではまったくありません。

Zyex / ザイエックス

値段が安く安定している弦です。ダダリオ社の商品です。

安いからといって質がわるいということはまったくありません。やわらかく温かい音色、長い寿命、いい面がおおいです。

現在はわかりませんが、人気ベーシストのベン・ウィリアムスが張っていました。リンク先の映像はザイエックスだと思われます。

個人的には、ヤマハサイレントにはこの弦がベストな感じがしています。

Evah Pirazzi / エヴァピラッツィ

ロバート・ハーストが使用している弦です。
彼はダイアナ・クラールやブランフォード・マルサリスなどのバンドで活躍する、文字通りひっぱりだこのベーシストです。

エヴァピラッツィは1,2をあらそう人気のナイロン弦です。
弓ももちろんキレイな音色がします。

Velvet Series / ベルベット弦シリーズ

以下に紹介するスイスのベルベット社の3つの弦は、ぜひ一度は張ってみて欲しい弦です。
金属弦しか張ってこなかったかたは衝撃を受けると思います。

Garbo / ガルボ

ラリー・グレナディアが有名にした弦です。

これぞフェイクガットといった弦です。
ほぼガット弦の音色です。
ポール・チェンバースの音が出したいかたはぜひ。

惜しい点は、値段が高いことと、弓の音色があまりキレイでないこと、寿命が半年ほどであることです。

値段が高いのは芯材にシルクをつかっているからかもしれません。
表面の材は銅です。

弦が太いので、駒の、弦を乗せる溝を少し広げる必要があります。
丸ヤスリで自分で広げることも可能です。

ガルボの弦の太さも載せます。
比較用に、カッコ内はスピロコアのミドルの太さです。

ガルボの弦の太さ
  • G線 2.34mm(1.30mm)
  • D線 2.36mm(1.73mm)
  • A線 2.46mm(2.08mm)
  • E線 2.82mm(2.79mm)

Anima / アニマ

上のガルボの、弓を使えるようにした製品です。
ガルボより少しゲージは細いです。

芯材は同じくシルクです。表面は銅です。

おなじく太さのデータを載せます。
カッコ内はスピロコアミドルです。

アニマの弦の太さ
  • G線 1.98mm(1.30mm)
  • D線 2.06mm(1.73mm)
  • A線 2.41mm(2.08mm)
  • E線 2.79mm(2.79mm)

Blue / ブルー

上の2つのモデルの廉価版(安いバージョン)です。

芯材がナイロン、表面は銅です。

ガルボ、アニマと比べると音に迫力がありませんが、ベルベット弦を味わうことはできます。
お試しをしたいかたはブルーからぜひ。

弦の太さもほぼスピロコアミドルと同じで、駒の加工は必要ありません。

こちらの記事もぜひ
ベルベットの弦については「【ウッドベース】velvet弦のススメ【ガルボ・アニマ・ブルー】」も読んでみてください。

Black Nylon / ブラックナイロン

ロン・カーターナット・リーブスがつかっていることで有名です。

表面に金属をつかっていないので、とてもおさえるのが楽です。
弓は残念ながらあまり良い音はしません。

弓をそれほど使わないかたは、よい選択だと思います。
少し値段が高いのは惜しい点です。

弦の購入先の注意点

ぼくは以前、安いことで評判の弦専門のネットショップで弦を買ったことがあります。たしか50%オフのような破格でした。

しかし実際弦が届いてみると古い粗悪品でした。すぐ苦情のメールを送りましたが、結局返信はなく、泣き寝入りでした。

購入される際は返品がしっかりしているところで購入してください。アマゾンなどはすぐ対応してくれます。

ウッドベースの弦は、今後ナイロン弦が主流になっていくと思われる

ウッドベースの弦は、今後ナイロン弦が主流になっていくと思われる

バイオリンなどはすでにナイロン弦が主流です。
ウッドベース / コントラバスも今後はそうなっていくと思われます。

紹介した弦のどれにしようか迷う場合は、リンク先の YouTube のベースの音色を聴き、「このベーシストみたな音が出したい」と思えるひとの弦をマネするとよいです。

記事は以上です。
ぜひナイロン弦、ためしてみてくださいね。

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