これからジャズを始めるかたに向けて書きます。
よく驚かれるのが、10分を超えるような演奏を、A4の紙一枚の楽譜で演奏していることです。
確かに、よく考えてみれば不思議に思う話かもしれませんね。
今回はこのことについて書いていこうと思います。
ジャズは楽譜一枚で演奏している
使われている楽譜には、メロディとコードが書かれています。
リードシート
この曲のメロディとコードが書かれた楽譜のことを「リードシート」と呼んだりします。
他に「メロディ譜」などとも呼ばれるかもしれません。
繰り返している
このリードシートの最初から最後までを、グルグル繰り返しているのが、ジャズの一般的な演奏の仕方です。
なので、一枚の楽譜で長く演奏できるのですね。
ポップスの歌も1番、2番と繰り返しますが、要はこれをずっとおこなっているようなものです。
ちなみに、この繰り返す単位を「コーラス」と言います。
アドリブ
同じメロディを繰り返していてもつまらないので、コードをもとにアドリブでメロディを作って演奏しています。
いわゆる「アドリブソロ」と言われるものですね。
コーラス単位で回し合う
このアドリブでの演奏を、参加者同士で回しあっこするのがジャズと言えます。
何コーラスでも演奏して良いですが、あまり長いとヒンシュクを買うかもしれません。
スタンダードブック
色々な曲のリードシートが集まって本になっているものを「スタンダードブック」と呼びます。
昔から「リアルブック」というスタンダードブックがよく使われています。
最近のアマチュアジャムセッションなどでは、「スタンダードバイブル」という本も、よく使われています。
ジャズの文化に慣れていこう
以上、今回はジャズは楽譜一枚で演奏されていることを書いてみました。
さらに言うなら、この楽譜は覚えて演奏するのが理想です。
ジャズならではのことを知る
他の音楽ジャンルと違う、ジャズ固有の事がらはいくつかあります。
アマチュアジャムセッションが夜な夜なおこなわれていることだったり、リハーサルが極端に少なかったり。
こういったジャズ固有のことを知っていくと、ジャズがもっと楽しくなっていくことでしょう。
またこのブログでも書いていきますね。
それでは以上です。
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楽譜/音符を読むことについてのブログ記事まとめ【ジャズ/ベース】
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