ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを 20年演奏しています。
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よかったら観てみてください。
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スタンダードの Giant Steps をご存知でしょうか?
知らないかたのために、YouTubeはります。
難曲とされています。実際難しいです。
Giant Steps が手も足もでないというかたのために、ある程度弾けるようになるためのポイントを解説しようと思います。
Giant Steps の難しい点は3点あります。
Giant Stepsの難しい点は3つある話
コード進行は、こんな具合です。
以下の解説は、ソロ・伴奏、両方に共通した内容です。
先に話したように、課題は3つあります。
- 課題① キー Bメジャー
- 課題② 小節の途中でキー変更
- 課題③ 速いテンポ
課題① キー Bメジャー
Giant Steps は3つのキーでできています。
- Bメジャー
- Gメジャー
- Ebメジャー
このうち Gメジャーと Ebメジャーは、まだ他のスタンダードでも出てくるので、慣れてはいます。
ただ、残りの Bメジャーだけは、めったに出てこないキーです。
一瞬ツーファイブだけ出てきたりはしますけど、そこも苦手なはずです。
そこで、Bメジャーの練習をみっちりおこなうことで、苦手意識をなくしていくのが有効でしょう。
練習方法
ひたすら Bメジャーのツーファイブを回したりするのも良いですが、他の練習として、五線譜にフレーズを書くことをすすめたいと思います。
譜面に起こすことは、とても勉強になります。
ソロの話になりますが、別記事の
「書きソロ」を作るとジャズのアドリブが上達する話【意外と没頭する】
を読んてみてください。参考になると思います。
伴奏でも同じ話です。
課題② 小節の途中でキー変更
普通、曲の中でキーが変わるときは、小節の変わり目で変化することが多いです。
Giant Steps ではそれが、小節の途中でキーが変わります。
これも Giant Steps を難しくさせている、ひとつの原因でしょう。
練習方法
克服の方法としては、とにかくゆっくりから練習することです。
メトロノームなどで、ゆっくりのテンポを出しながら、コード進行に慣れていきます。
メトロノームについては、
ジャズのメトロノームトレーニング基礎【おすすめの使い方、練習法】
の記事もチェックしてみてください。
課題③ 速いテンポ
さらに Giant Steps はテンポが速いです。
コルトレーンの演奏は、測ってみたところ「BPM 290」でした。
練習方法
速いテンポへの対応方法は、脱力です。
リラックスが大切になってきます。
逆に力んでいては、速いテンポ、速いフレーズなんて弾けないですからね。
脱力については、
ウッドベースの演奏で、脱力できているかのチェック方法【力み改善】
の記事が、他楽器のかたも参考になると思います。
以上です。
Giant Steps は弾けるとかっこいいので、がんばって練習しましょう。