こんにちは。ベースの tacama です。
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ジャズのアドリブソロの上達のために、「書きソロ」をすすめたいと思います。
「書きソロ」とは、ソロをつくることを言います。
本来アドリブで弾くところを、楽譜に書きます。
書きソロは、レコーディングでは一般的なことだと思います。
ビル・エヴァンスとジム・ホールのこの有名な演奏も、もしかすると書きソロなのではと、仲間内で話したことがあります。
またこのブログでも書いたことがあるかもしれませんが、チック・コリアは若手にアドリブを許さないそうです。
バンドで若手を起用するときに、ソロは書きソロで弾かせて、満足いくようになったらアドリブで演奏させるそうです。
書きソロをつくるとジャズのアドリブが上達する話
書きソロのメリットは、
- 落ち着いてメロディをつくることができる
- 満足いくまでつくりこむことができる
- あとで見返せる
アドリブって実はこわいと思います。
悪くすれば垂れ流しで、反省もなく過ぎていってしまいます。
これではなかなか上達しないですよね。
ぜひソロをつくることを、何か1曲決めて取り組んでみて欲しいです。
本当に取り組んでもらうには、どうしたらいいだろう
とはいえ、なかなか取り組むのも大変だと思います。
レッスンでは半強制でお願いするのでやってもらえますが、このブログではどうでしょう。
でも実はこの書きソロ、取り組み始めるとすごく没頭しちゃうんです。
むかし学校の美術の先生が言っていました。
「絵は描き始めるまでが大変。始めてしまえばずっと描いてられるんだけどな」
ぜひ譜面台に白紙の五線紙を置き、えんぴつと楽器を手にもって「書きソロ」に取り組んでみてください。
意外と没頭してしまいますよ。
すごくクリエイティブな作業ですからね。
やっていることは作曲と変わりません。
ちなみにぼくはルーズリーフの五線紙と鉛筆と消しゴムで作業します。
フリクションは、夏は下手すると消えてしまいますからね。
さあこの文章を読み終えたら、ほんの1小節だけでもいいから書いてみてください。
きっとソロが変わりますよ。