楽器がうまいひとって何か共通点ないかな?
うまくなるヒントがほしい。
すばらしい演奏家を見て、「どうしたらあんなに楽器がうまくなるのかなあ」って誰しも思いますよね。
ぼくも同じ気持ちで、上手なひとと会うたびにそのひとを観察するようにしてきました。
ときにはインタビューというか「どんな練習をしているんですか?」などと、質問もガンガンぶつけてきました。
この記事では、そんな中で見えてきた、彼らの特徴を書いていきます。
楽器が上手い人の特徴
特徴は3つあります。
特徴① - 練習時間が長い
これは予想できることですね。
楽器が上手なかたは、やっぱり練習時間が長いです。
どのくらい練習するの?
練習時間について共通していることは、時間を気にしていないことです。
つまり「何時間やった」とかではなく、「やれるだけやっている」ということです。
特徴② - クラシックを練習している
クラシックの曲や練習曲に取り組んでいるかたが多いです。
9割がた取り組んでいますね。
クラシックの練習曲は効率がいい
そもそも練習曲(エチュード)は効率よく楽器を上達させるために作られたものです。
利用しない手はないですよね。
苦手キーの克服などにも都合がいいです。
上手なひとは何を練習するかも「上手に」えらんでいるわけですね。
特徴③ - 優しい・謙虚な性格
上手なひとは人格もすばらしいです。
いままで会った上手なひとたちは、全員優しく謙虚でした。
もう少しくわしくいうと、「共演者に思いやりがあり」「音楽に対して謙虚な姿勢をもったひとたち」ということです。
スポーツと似ている
「音楽するとひとと、スポーツするひとだけが人生を語れる」
どこかで読んだことばです。
いい過ぎな部分もあると思いますが、「楽器の上達」と「ひとの成長」は関係があると思います。
自分との戦い
かつて柔道の谷亮子選手が、金メダルをとったあとのインタビューで「自分との戦いでした」と言っていました。
音楽の練習も同じですよね。
他人とではなく自分と戦っているひとは、他人に優しく、いつも謙虚です。
上級者から逆算した、楽器がうまくなるための方法・手がかり
上でみた楽器が上手なひとたちの特徴をふまえて、楽器上達の手がかりを提案します。
練習時間
まずは単純に練習時間を増やしてみましょう。
「質より量」と考えます。
とにかく楽器にさわる
極端な話、テレビを観ながら楽器をさわるのも、ぼくは良いと考えています。
単純で機械的な練習ならできるはずです。
クラシック
楽器それぞれにクラシックの曲や、練習曲集があるはずです。
これをとりいれましょう。
あたながベーシストでしたら
「ウッドベース / コントラバスのおすすめ教則本【初心者~中級向け】」
の記事も参考にしてください。
バッハもおすすめ
バッハを練習する演奏家はジャンルを問わず多いです。
ぼくのまわりのプロ演奏家も、バッハは練習していますね。
ちなみにぼくは「無伴奏チェロ組曲」を練習するのが好きです。
またクラシックを練習することについては
「ジャズを練習中のかたへ、クラシックをすすめる話【ソロ上達のために】」
にも書きましたので読んでみてください。
謙虚な性格になるには読書
謙虚になるには練習をがんばること以外に「読書」をすすめたいと思います。
小説・フィクションがおすすめ
ぼくは小説が心を成長させのにいいと考えています。
理由はストーリーの方がすんなり頭にはいるからです。
ストーリーをとおして「世の中にはいろんなひとがいること」「上には上がいること」を知っていけば、おのずと謙虚さを身に着けられるはずです。
おすすめの小説については
「ジャズベーシストがおすすめする心に訴える小説まとめ【重めの読後感】」
で紹介しています。
記事は以上です。
楽器のテクニック、自身の心、両方ともじっくり育てていきましょう。