ジャズボーカルを勉強中の方へ、バンドへの譜面はどこまで指示を書き込むか

ジャズボーカルを勉強中の方へ、バンドへの譜面はどこまで指示を書き込むか JAZZ TOPICS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

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ジャズボーカルを勉強しているかたにむけて、譜面についてアドバイスします。

ジャムセッションのときなどにバンドに譜面を渡すと思いますが、この時の譜面はどの程度のクオリティで作ればいいのか、悩みますよね。

イントロなど、バンドへの指示の話です。
どこまで書いたらいいんだろう、と。

結論から言うと、
「初見であっても、誰が弾いても、こちらの希望のどおりになる譜面」
がベストです。

この点、もう少し書いていきます。

ジャズボーカルを勉強中の方へ、バンドへの譜面はどこまで指示を書き込むか

たとえばイントロから見ていきます。

イントロ

理想のイメージがある場合は、譜面にきちんと書いておきます。

もしくはバンドにまかせたい場合は「バンドでイントロ」などと書いておけば良いです。
ピアノだけで弾いて欲しい場合は「ピアノイントロ」と書いておけばいいですね。

こうやってイントロについて書いておくと、「イントロ無しの曲ではない」ということも伝わります。
必要のない会議が減りますね。

複雑な構成は図に

曲によっては「楽器のソロをこの部分だけ」とか「インタールードをテーマの時だけ」などと、進行が複雑になる時があります。

こんなときは譜面の中に書くのをあきらめて、欄外に図で書くのもアリです。

リハーサルマークの「四角A」や矢印、鍵かっこなどを使って分かりやすく書いてください。

エンディング

エンディングはイントロと同じです。
希望のエンディングがあれば、コーダマークなどを使って書いておきましょう。

バンドにまかせたい場合は、そのまま「バンドで終わってください」と書いても問題ありません。

あえて何も書かない譜面もアリ

譜面に書き込むことについて書いてきましたが、実はあえて書かないこともアリです。
イントロもエンディングも何も書いてない譜面、テーマメロディとコードだけ。

そんな譜面だけを渡して曲がスタートする場合、「その場の雰囲気でいきましょう」という意思表示になります。

誰がソロを取るのか、インタールードへは行くのか行かないのか、エンディングは何回繰り返すのか、誰も知りません。スリリングですね。

本来ジャズはスリリングなものです。
ある程度慣れてきたら、逆にシンプルな譜面で勝負するのも楽しいですよ。

それでは以上になります。
また別の記事で。

この記事は、
【まとめ】ジャズボーカル勉強中の方向け、記事一覧【理論・英語など】
に格納しました。

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