苦手キーの克服にスケール練習をオススメしています。
練習の仕方は、
ジャズにおけるスケール練習のコツ【ただ弾くだけではダメです】
の記事に書きました。
そちらではメジャースケールのことを書きましたが、苦手キーの対応には「ハーモニックマイナー」も練習した方が良いです。
今回は、このことを書いていきます。
ハーモニックマイナーも練習に追加しよう
ハーモニックマイナーはご存知でしょうか?
Wikiにも載っています。
» 短音階
今回の話は、ある苦手なメジャーキーがあったとして、
「平行短調のマイナースケールも練習しよう」
ということです。
平行調については、下の記事を参考にしてください。
» スタンダードの楽譜から「平行調」を探してみよう【ジャズのお勉強】
ナチュラルマイナーも
もちろんナチュラルマイナースケールの練習も大切です。
でも平行調のスケールは同じ音になるので、頭のなかを整えれば簡単にできてしまうと思います。
※ 平行長調のメジャースケール = 平行短調のナチュラルマイナースケール
なぜハーモニックマイナー?
ハーモニックマイナーを練習した方が良い理由は2つあります。
まずシンプルに、マイナースケールの練習に変化をつけたいことです。
上に書いたように、ナチュラルマイナーだと簡単だからです。
2つ目として、「ドミナントセブンスへの対応」です。
平行短調のドミナント
上にはったリンク先にも書きましたが、曲中には、往々にして平行短調に転調します。
そのときにかならず、転調先のドミナントセブンスが出てきます。
たとえば、
Cメジャーのキー平行短調 → Am
平行短調のドミナント → E7
このドミナントセブンスに対応するための、ハーモニックマイナーの練習です。
本当は話が逆で、ハーモニックマイナーから、このドミナントセブンスが作られます。近々、このあたりのことも書きます。
両方練習すると効果大
実際練習してみるとわかりますが、かなり演奏が楽になります。
苦手キーが、それほど怖くなくなりますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
最初に貼った練習の仕方でないと効果が出ないので注意してください。
登って降りてだけだと、イマイチ練習になりません。
それでは今回は以上になります。
この文章は、
ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【練習法・コツ】
に追加しました。