エレキベースやコントラバス(ウッドベース)の左手のフォームについて、ぼくはシマンドルの方法をすすめています。
3フレット単位のやり方ですね。
■ シマンドルのフォーム
たとえば 1フレットを人差し指で押さえた場合、 中指で 2フレット、薬指と小指で 3フレットを押さえる方法です。
このフォームだと無理することなく、正しい位置を押さえられます。
フォームの注意点としては、人差し指と中指の間をしっかり広げることです。
特に低いポジションでは大きく広げないといけません。
この文章では、指を広げるための練習方法を書いていきます。
エレキベース/コントラバスで、左手の指を広げる練習
3つ方法があります。
それぞれバランスよく練習すると良いでしょう。
パワーコード(5度)
和音を押さえる方法です。
人差し指で 1度、小指で 5度を押さえます。
たとえば「3弦 Bb」を人差し指で押さえて、「2弦 F」を小指で押さえます。
残りの指は小指と一緒に 2弦を押さえます。
この二つの音を同時に押さえて弾くわけです。
けっこう手を開けないといけないので、訓練になります。
メジャー/マイナー(3度)
おなじく和音の練習です。
たとえば「3弦 C」を中指で押さえて、「2弦 E」を人差し指で押さえます。
長 3度の音程ですね。
キレイな和音になるはずです。
マイナー3度(短3度)の場合、Cは小指で押さえればいいですね。
和音は曲で練習すると楽しい
上ふたつの練習は、曲のコード進行で練習すると楽しいです。
コードの勉強にもなるので、ちょうどいいですね。
ヒヤマノート
コントラバス/ウッドベースの教則本の「ヒヤマノート」には、左手のフォームを整える練習が載っています。
各ポジションの途中に四段の楽譜がまとまっている部分があります。
ここをしっかり取り組むと、左手が安定します。
ヒヤマノートはこの本です。
ストレッチの練習
上で紹介した練習はすべて「ストレッチの練習」といえます。
続けているとだんだん手を大きく広げられるようになっていきます。
ただ無理はいけません。
ケガをしない範囲で練習していきましょう。
以上です。