エレキベース、コントラバス(ウッドベース)では運指の問題が発生しますね。
そのフレーズをどの弦・どのポジションで、どの指で弾くべきか、ということです。
また低音弦の中音域が苦手なひとも多いです。
たとえば7~10フレットあたりは何の音があるか分からない、という状態ですね。
これらの問題を自然に解決する良い教則本があります。
「ヒヤマノート」です。
ベース左手の自然な運指を身につける方法
ヒヤマノートはこの本です。
ヒヤマノート
この本はシマンドルというクラシックの教則本に、ベーシストの檜山薫さんが必要な練習を追加して作ったものです。
指板上をクマなくカバー
14フレット(低音弦側は12フレットあたり)まで、しっかり練習させてくれる本です。
指定の運指を守る
ヒヤマノートに取り組んでいるときは、本の指定する指やポジションを、ひとつずつしっかり守るようにします。
だまされたと思ってマジメに取り組んでみてください。
運指の基礎が身につきますよ。
ちなみにぼくはヒヤマノートを、すみずみまで3周さらいました。
次の教則本の運指は自分で決める
ヒヤマノートがすべて終わり、次の本へ取り組むとなったら、次の本からは運指はもう自分で決めて大丈夫です。
自然に最適な運指が選べるようになっていることでしょう。
次の教則本は、たとえばクラシックな「30エチュード」、ジャズなら「ジャズコンセプション」がオススメですが、どのポジションで弾こうかそれほど迷わないはずです。
ベースの運指選びのヒント
ヒヤマノートでの基礎をふまえて、運指選びについてもう少しお話するなら、ぼくは「再現性」を大切にしています。
他の場所で使うために
ぼくは普段ジャズを演奏しています。
ジャズはアドリブなので、フレーズをストックすることを日常的に意識します。
あるフレーズを練習するとして、運指を選ぶにあたって「他でも使える運指だろうか」と考えます。
流用しやすさ
たとえば2つ運指の候補があがったとして、どちらが他に流用しやすい運指かを考えます。
これは、そのひとの手の大きさなども関わってくるでしょう。
まずはしっかり基礎を特訓
なんにせよ、まずはヒヤマノートでしっかり基礎を身につけましょう。
基礎ができていれば、応用はすんなりいくものですからね。
それでは以上です。
また別の文章で。