普段、チューナーでチューニングしているひとも多いと思います。
最近あらためて、耳でチューニングするのが良いなと思っているので、少しこのことを書いていこうと思います。
ハーモニクスでチューニングして、音程の勘を良くする

耳でチューニングした方が音程に敏感になる、と考えています。
これはエレキベース、コントラバス(ウッドベース)共通です。
ハーモニクスでチューニング
今回話している耳でのチューニングは、ハーモニクスを使ったやり方とします。
5フレットと7フレットでチューニングする方法ですね。
もしやり方を知らない場合、
耳でチューニングしよう【ウッドベース/コントラバスの音程練習】
のページを参考にしてください。
最初は精度が低い
まだこのチューニングを始めて間もないころは、「だいたい合ってる」くらいで済ませると思います。
それで全然いいと思います。
やってるうちに、微妙な差が分かってきます。
この差が分かるようになることが大事なのでは、と考えているわけです。
音程(ピッチ)も同じ
普段の練習で音程がもうひとつな場合、この差が把握できないことが原因かもしれません。
その微妙な差が合わせられない、ということですね。
その意味では、毎日のチューニングは、実は音程練習も兼ねているということになります。
チューニング、重要ですね。
右手も上手くなる
キレイなハーモニクスを出すには右手のテクニックが大事になってきます。
なので、実は右手の練習にもなっているといえます。
チューニングって奥が深いですね。
もはや準備作業でなく、すでに練習が始まっているのです。
有名ベーシストも耳でチューニング

実は、みんながみんな、チューナーでチューニングしているとは限りません。
例えば、ジャコ・パストリアスやマーカス・ミラーが、ステージ上で耳でチューニングしている映像を見たことがあります。
ジャズでは、各ステージの前にチューニングの時間がしばしば設けられます。
クラシックの方も、近年チューナーを使うひとが増えたとはいえ、耳でチューニングするひともまだまだ多いです。
便利なものを使う場合には、何か代わりに犠牲になっていないか、きちんとチェックする必要がありますね。
その犠牲になっているものが、今回のように、とても大切なものだったりする場合があります。
それでは以上です。
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コントラバス/ウッドベース「左手」関連の記事まとめ【弾き方・コツ】
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