ジャズにおいて、コントラバス/ウッドベースはピッチカートが主体となります。
レジェンドのレイ・ブラウンのように1本指で弾いてももちろん良いのですが、ある程度弾いているとオルタネイトピッキングにも興味が出てきます。
しかしオルタネイトは、実際弾いてみると、なかなか上手くいかないことに気づきます。
ぼくはそんなかたには、人差し指、中指、それぞれ一本ずつ練習することをおすすめしています。
今回は、このことを少し書いていきます。
オルタネイトピッキングの練習のやり方
オルタネイトピッキングが上手くいかない理由として、どちらかの指が未熟なことが考えられます。
それぞれの指をチェック
本当に両指とも同じように弾けるかチェックしましょう。
オルタネイトのフォームで
またそのときには、オルタネイトで弾くときのフォームでチェックするようにします。
たとえば人差し指だけで弾く、寝かせるフォームは、そのままでは中指で弾くのに向かないからです。
オルタネイトピッキングのフォーム
オルタネイトのときに上手くいくフォームは、おそらくひとによると思います。
指の長さが、けっこう個人差があります。
しかし基本としては、エレキベースのように弦に対して直角ぎみに構えるのが良いと思います。
"ぎみ"と書いたのは、普通中指の方が長いので、人差し指側へ少し倒すと良いと考えるからです。
エレキベースもネックを少し上げますよね。
» エレキベースのフォームは楽器ヘッドを少し上げる【座って弾く場合に注意】
どちらにせよ、弦に対して平行になるように寝かせるのはオルタネイトには向きません。
反復練習
苦手な指が見つかったら、あとはひたすら練習です。
もう一本の指と同じように弾けるまで、反復して体になじませていきましょう。
必ずしもオルタネイトでなくて良い
以上、オルタネイトピッキングの練習の仕方について書いてみました。
ただぼくは、必ずしも「オルタネイトで弾かなければいけない」とは考えていません。
実際、レイ・ブラウンは人差し指だけですし、ポール・チェンバースは2本指をひとつにした昔ながらのスタイルです。
レイ・ブラウンなどは、オルタネイトも弾くことができたと聞いているので、おそらく歌いやすいワンフィンガーを選択したのだと思います。
そうゆう意味では悩ましい問題です。
時間をかけて、自分にあったピッキングを探していきましょう。
それでは以上です。
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