みなさん何かしらの教材・教則本をつかって日々の練習をしていると思います。
その中にはたくさんの練習曲が載っていることでしょう。
「どのくらいできるようになったら次の曲へ進んでいいんだろう?」
こんなふうに思いますよね。
ぼくも昔、疑問でした。
ベースの練習曲/エチュードを次に進む目安
次にいく目安として、
「間違えずに連続2回できたら次へ」
を提案したいと思います。
間違えずに連続2回できたら次へ
理由をいくつか書いていきますね。
それなりの練習量になる
上の基準をクリアしようと思うと、けっこうな練習量になります。
練習量・練習時間を確保できるわけです。
一般に練習量・練習時間が多いと上手くなると言われています。
「1万時間の法則」もありますね。
プロになれる練習時間の話です。
■「連続2回」がミソ
1回だけ間違えずに弾くことは、マグレでできてしまうこともあるでしょう。
それを防ぐための連続2回です。
自分の体へインストール
連続2回間違えずにできるようになる頃には、かなり頭や体にその曲が染み込んでいることでしょう。
ソラで歌えるくらいにはなっているはずです。
ぼくはこの状態で「体が曲を吸収した」ととらえています。
完全でないにしても半分くらいは吸収したでしょう。
アドリブ中に出てくる
ジャズではアドリブで演奏しなければいけません。
アドリブ中に自分から出てくるフレーズは「理解しているフレーズ、吸収したフレーズ」です。
なので「吸収すること」にこだわるわけです。
■ より吸収するには
もっと確実に吸収したい場合は、その曲やフレーズを記憶すると良いです。
覚えてしまうわけですね。
練習にゲーム性をプラス
楽器の練習って孤独で地味です。
やりたくない時も出てくるでしょう。
「連続2回成功で次へ」の基準では、逆にいえば「2回連続できたら、もうやらなくていいよ」ということになります。
「2回連続成功でクリア!」というゲームみたいな気持ちで、ちょっと楽しく取り組めますよ。
音楽性もあとからついてくる
今回の基準には音楽性の練習がふくまれていません。
どんなカタチでも機械的に次へ進むことができます。
しかし、2回連続できるころには、スラスラ弾けるようなっています。
なので、歌い方はより自然になっていることでしょう。
■ 参考音源のマネをする
くわえて参考音源がある場合には、それをマネすることもおこなえば、よりベターです。
オススメのジャズベース教則本
上の練習方法をいろいろな練習曲で試してみてください。
ジャズの教則本
ただ、ジャズの教材・教則本を紹介は限られています。
「ジャズベースの教本、教則本【プロベーシストおすすめのテキスト】」
のページで紹介していますのでチェックして見てください。
使い方も書いておきました。
クラシックの教材も
少ないジャズの教則本を補うために、クラシックの練習曲もあたるようにしましょう。
下の二つの文章が参考になると思います。
» ジャズを練習中のかたへ、クラシックをすすめる話【ソロ上達のために】
» 著察権切れのクラシックの楽譜を活用しよう【パブリックドメイン】
文章は以上です。
練習がんばってくださいね。