ジャズベースの教本、教則本【プロベーシストおすすめのテキスト】

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ジャズのベースをはじめてみたいけど、なにかいい教科書ないかなあ。たくさんあってどれがいいか、わからないよ。

この記事では、こんな疑問にお答えします。
ジャズのベースを勉強をするにあたって、適切な教本を紹介します。

こんなひとに読んでほしいです。

  • これまでポップスやロックのエレキベースを弾いてきて、ジャズもやってみたくなったベーシストのかた
  • ウッドベースをはじめて数か月がたち、そろそろきちんとジャズ理論を勉強してみたくなったかた

ぼくは20年ほど、ライブハウスなどでジャズを演奏してきました。
そんなぼくがおすすめの教科書を紹介したいと思います。

本記事の内容
  • 音楽理論の基礎・ジャズ理論の教本の紹介
  • ウォーキングベースラインを学ぶ教本の紹介(ジャズの伴奏)
  • ジャズベースソロを学ぶ教本の紹介(ジャズのソロ)

音楽理論の基礎・ジャズ理論の教本の紹介

まずはジャズを勉強する「下地」をつくる教本です。

ジャズはアドリブでの演奏になります。
ですので、簡単な作曲ができる程度の知識が必要になります。

この段階で勉強する主な内容は、

  • 音符や小節、音楽記号や調号など、楽譜を読むための知識
  • コードやスケールのこと
  • コード進行のこと

この中でも特にコードの知識が重要になります。
「コードを構成する音はなにか」ということです。

「CM7」だったら「ド・ミ・ソ・シ」
こういった知識を得る教本です。

音楽理論・ジャズ理論の教本

さてその教本ですが、

「ジャズセオリーワークショップ ジャズ理論講座 初級編」

をおすすめしようと思います。

武蔵野音楽学院出版部, 小山大宣(著), 2005/1/30

と思ったら在庫切れですね。
もしかして新しく増刷されないのでしょうか。

この本は先輩ピアニストに勧められて読んだのですが、薄い本のわりに、しっかり基礎から応用まで書かれています。
書いた方の実直な人柄が文面から伝わってきて、当時とても興味深く読むことができました。
「さすが武蔵野音大のテキスト」といった感想です。

もしこのまま絶版になるのだとすると、とても惜しい本です。
もし復刻したらぜひ読んでみてくださいね。
ぼくからも Twitter などでお伝えします。

というわけで、別の本を紹介します。

マンガでわかる! 音楽理論 

リットーミュージック, 侘美 秀俊(著), 2016/3/25

音符や楽譜を読むのが自信のないかたは、この本からスタートしてください。
マンガ部分と文章の部分があって、しっかり勉強できます。

そうだったのか!コード理論

コードの勉強です。
構成音をしっかり勉強しましょう。

ザ・ジャズ・セオリー

ジャズ理論の定番の本です。
スケール等、幅広い知識が得られます。

とても分厚い本ですが、下手に中途半端な本を買うより、この本をゆっくり読んでいった方が力がつきます。
辞書的な感じで、一冊手元に置いておきましょう。

ウォーキングベースラインを学ぶ教本の紹介(ジャズの伴奏)

「ウォーキングベースライン」とはジャズにおける伴奏のパターンです。
まずはたくさん「ウォーキングベースライン」を弾くことが大切です。

いきなりコードの知識をつかって伴奏をしてみても良いのですが、やはり何事も真似(インプット作業)からはいるのが王道でしょう。

ウォーキングベースラインの教本

教科書は「ジャズコンセプションシリーズ」をおすすめします。

この教本はウォーキングベースラインのサンプルがたくさん載っています。
しかもスタンダードという、よく演奏される曲のコード進行に沿ったサンプルなので、とても実践的です。

下が新版ですが、中の楽譜は変わりません。
安い方、在庫のあるほうで大丈夫です。
CDもついてます。

ジャズ・コンセプション/リズム・セクション ベース・ライン (CD付)

ジャズ・コンセプション ベース・ライン(伴奏編) (本格的ジャズ・エチュードの定番)

イージー(初級)もあります。
高い音域にあまり行かないので、楽器初心者の方はこちらのほうが良いです。

イージーの方は、よくあるコード進行でベースラインがつくられていますが、スタンダードのそれではありません。

おなじく、下が新版です。

イージー・ジャズ・コンセプション/リズム・セクション ベース・ライン (CD付)

イージー・ジャズ・コンセプション ベース・ライン (はじめてのジャズ・エチュード)

インターミディエイト(中級)も存在しますが、未経験から始める方でも上の2冊で事足りますので必要ありません。

ジャズコンセプションシリーズは注意点がありまして、楽譜にけっこう間違いがあります。
新版で改善されると思ったのですが直っていませんでした。

具体的にはCDと楽譜で食い違いがあります。
ただこれは逆に「耳コピ」の絶好の機会です。
ぜひCDの音をよく聴いて楽譜の間違いを正してみてください。
「耳コピ」は本当に勉強になります。

「ジャズコンセプション」の勉強のしかた

① まず音源のテンポまでできるように練習

② ベースラインの分析

③ ウォーキングラインを自分でつくってみる

これを各曲おこなっていきます。
②の分析に、音楽理論・ジャズ理論をつかうわけです。

分析のしかたですが、五線譜の上にコードが書いてあるので、それと実際の音符を照らし合わせます。

「なるほど、ここはコードトーンでつくられているのか」
「この音はコードトーンじゃないけど、スケールの中の音だな」

といった感じで、ベースラインの中身がわかってきます。

わかってきたら次のステップとして、自分でウォーキングベースラインをつくってみます。アウトプット作業ですね。

これらの作業を各曲でおこなっていきます。

ジャズベースソロを学ぶ教本の紹介(ジャズのソロ)

ベースソロの学習もウォーキングベースラインとおなじで、たくさんソロのサンプルを弾くことが有効です。

ジャズベースソロの教本

ベースソロの教本も紹介します。
おなじく「ジャズコンセプションシリーズ」です。下が新版です。

ベースラインの方とおなじでスタンダードのコード進行に沿ったソロが載っています。
このソロの内容がとてもすばらしいので、ぜひ一度弾いてみて欲しいです。
普通のベースの教本ではまずこのレベルの良質なソロは載っていません。

ジャズ・コンセプション/スタディ・ガイド ベース [CD付]

ジャズ・コンセプション ベース(ソロ編) (本格的ジャズ・エチュードの定番)

ベースソロの勉強のしかた

勉強のしかたもベースラインと同じです。
インプット、分析、アウトプットの繰り返しです。

ただ、ソロは圧倒的に音数が増えるので、難易度はいっきに上がります。
なのでウォーキングベースラインがある程度できるようになってから取り組みましょう。

ジャズほどベースソロがまわってくる音楽はないので、ぜひソロの学習までたどり着いてくださいね。音楽的にも一段上の楽しさを感じれますよ。

ジャズベースの教本まとめ

記事は以上になります。最後に紹介したテキストをまとめておきますね。

ぜひ勉強をがんばって、楽しいジャズの世界に来てくださいね。

音楽理論・ジャズ理論

武蔵野音楽学院出版部, 小山大宣(著), 2005/1/30
リットーミュージック, 侘美 秀俊(著), 2016/3/25

ウォーキングベースライン

ジャズ・コンセプション ベース・ライン(伴奏編) (本格的ジャズ・エチュードの定番)

イージー・ジャズ・コンセプション ベース・ライン (はじめてのジャズ・エチュード)

ジャズベースソロ

ジャズ・コンセプション ベース(ソロ編) (本格的ジャズ・エチュードの定番)

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