コントラバス・ウッドベースに握力は必要か【歴20年が解説します】

コントラバス・ウッドベースに握力は必要か【歴20年が解説します】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

コントラバス・ウッドベースを弾いているひと、さらにはエレキベースのひとも「握力」について、少なくとも一度は考えたことがあると思います。

結論から言うと、握力を鍛える必要はありません。

この文章では、このことを説明していきます。

コントラバス・ウッドベースに握力は必要か

まずは二人の女性ベーシストを見ていきます。
「Mikyung Sung」と「Esperanza Spalding」です。

握力が要らない証拠

二人の演奏動画をはります。

Mikyung Sung

Esperanza Spalding

二人とも細身の女性です。
でもかなりコントラバスの演奏技術が高いのが分かると思います。

この二人が特別なわけでなく、他にも細身の女性ベーシストはたくさんいます。
彼女たちの握力の数値は残念ながら分かりませんが、握力が人並み以上にあるとは思えません。

問題は別にある

つまり解決すべき問題は別にあるということです。

楽器の調整に問題がある

楽器は弾きやすい状態になっているでしょうか?

たとえばナット(上駒・枕)の溝は、正しく下げられていますか?
この部分も弦高に直接影響します。

コントラバスはハーフポジションが最も力が要る場所です。
よって、ナットの調整はかなり重要事項です。

 参考
» コントラバス/ウッドベースの上駒(ナット)は限界まで下げていい

左手の押さえ方に問題がある

弦は手で力まかせに押さえるのでなく、腕や体を使って押さえます。

ハイポジションを考えれば分かります。
ハイポジションでは、親指が指板の上に来ているので、握力は使えないですよね?

 参考
» ウッドベースのハイポジション、左手のコツ【親指が大切ですよ】

「握力が足りないから弾くのがつらいんだ」と思う気持ち、とても分かります。
必ず解決して楽に弾けるようになるので、上で書いたことをきちんと整えてください。

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