ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。
YouTubeで演奏動画も配信しています。
よかったら観てみてください。
» tacama の YouTubeチャンネル
ジャズを始めるにあたって「ブルース」から練習することが、けっこうあります。
1コーラスが短いからだと思います。
ぼくは、ジャズ初心者のかたは「枯葉/Autumn Leaves」から練習すると良いと考えています。
理由を書いていきます。
ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話
![ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話](https://tacamablog.com/wp-content/uploads/2021/03/autumn-leaves-2-640.jpg)
なぜ「枯葉」から練習すると良いか。
それは以下の3つの理由からです。
- ブルースはキーがあいまい
- 枯葉はキーがはっきりしている
- 枯葉はコード進行がシンプル
ブルースはキーがあいまい
ブルースは実はキーがメジャーでもマイナーでもありません。
メジャー/マイナーの概念は西洋音楽の話なのですね。
ですので、ジャズブルースにおけるスケールの説明をしようとすると、実はけっこうややこしくなります。
枯葉はキーがはっきりしている
その点、枯葉はもともとシャンソンの曲で、キーがはっきりしています。
インストキーだと、Gマイナー(Bbメジャー)でよく演奏されますね。
枯葉はコード進行がシンプル
枯葉は平行調のツーファイブワンだけで曲が作られています。
インストキーで言うと、
|Cm7|F7|BbM7|(EbM7)|
|Am7-5|D7|Gm7|
このどちらかしか、出てきません。
平行調については、Wiki、もしくは「コード進行の覚え方【チカラ技、ツーファイブ+α、ジャズ・ポップスへ】」のページを参考にしてください。
ツーファイブワンについては「ツーファイブワンをスタンダードのコード進行から探してみよう【曲の分析力アップ】」のページを読んでみてください。
枯葉はとてもシンプルな曲なのです。
以上の点から、ジャズ初心者は枯葉がとても良い題材になります。
中級者・上級者にとっても枯葉は勉強になる
中級者以上のかたにとっても枯葉は良い題材になります。
12キーでおこなえば良いからです。
一気に難易度が上がりますよ。
»【効果大】枯葉を12キーで練習しよう【苦手キー克服と移調の練習】
他に似た曲として、「フライミートゥザムーン/Fly Me To The Moon」があります。
こちらもシンプルなコード進行とメロディで、ジャズの勉強のスタートに最適です。
文章は以上です。
ちなみにジャズの理論書としては、「ザ・ジャズ・セオリー」をオススメしています。
チェックしてみてくださいね。