ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話【理由は3つ】

ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話【理由は3つ】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。

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よかったら観てみてください。
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ジャズを始めるにあたって「ブルース」から練習することが、けっこうあります。
1コーラスが短いからだと思います。

ぼくは、ジャズ初心者のかたは「枯葉/Autumn Leaves」から練習すると良いと考えています。

理由を書いていきます。

ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話

ジャズ初心者はブルースより枯葉から練習すると良い話

なぜ「枯葉」から練習すると良いか。
それは以下の3つの理由からです。

  • ブルースはキーがあいまい
  • 枯葉はキーがはっきりしている
  • 枯葉はコード進行がシンプル

ブルースはキーがあいまい

ブルースは実はキーがメジャーでもマイナーでもありません。
メジャー/マイナーの概念は西洋音楽の話なのですね。

ですので、ジャズブルースにおけるスケールの説明をしようとすると、実はけっこうややこしくなります。

枯葉はキーがはっきりしている

その点、枯葉はもともとシャンソンの曲で、キーがはっきりしています。
インストキーだと、Gマイナー(Bbメジャー)でよく演奏されますね。

枯葉はコード進行がシンプル

枯葉は平行調のツーファイブワンだけで曲が作られています。

インストキーで言うと、

|Cm7|F7|BbM7|(EbM7)|

|Am7-5|D7|Gm7|

このどちらかしか、出てきません。

平行調については、Wiki、もしくは「コード進行の覚え方【チカラ技、ツーファイブ+α、ジャズ・ポップスへ】」のページを参考にしてください。

ツーファイブワンについては「ツーファイブワンをスタンダードのコード進行から探してみよう【曲の分析力アップ】」のページを読んでみてください。

枯葉はとてもシンプルな曲なのです。

以上の点から、ジャズ初心者は枯葉がとても良い題材になります。

中級者・上級者にとっても枯葉は勉強になる

中級者以上のかたにとっても枯葉は良い題材になります。
12キーでおこなえば良いからです。
一気に難易度が上がりますよ。

»【効果大】枯葉を12キーで練習しよう【苦手キー克服と移調の練習】

他に似た曲として、「フライミートゥザムーン/Fly Me To The Moon」があります。
こちらもシンプルなコード進行とメロディで、ジャズの勉強のスタートに最適です。

文章は以上です。
ちなみにジャズの理論書としては、「ザ・ジャズ・セオリー」をオススメしています。
チェックしてみてくださいね。

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