コントラバス/ウッドベースの上駒(ナット)は限界まで下げていい

コントラバス/ウッドベースの上駒(ナット)は限界まで下げていい BASS GEAR

tacama です。
コントラバス/ウッドベースを 20年演奏しています。

コントラバス/ウッドベースを弾いていて、左手がつらいと感じることはないでしょうか?

特に低いポジションでそれを感じるなら、上駒の調整が不十分かもしれません。

 上駒
上駒は別名ナットとも言います。
楽器のヘッドと指板のつなぎめ位置にあって、弦がそこで折れて糸巻きに流れていくパーツのことを指します。

コントラバス/ウッドベースの上駒(ナット)
このパーツです。

上駒は楽器の下の方の駒(下駒)と同じく、弦高を調整する重要なパーツです。
弦高いかんでかなり弾きごこちが変わりますからね。

この文章では、この上駒のセッティングについて、考えていることを書きます。

コントラバス/ウッドベースの上駒(ナット)は限界まで下げていい

上駒が調整されていない楽器をたまに見かけます。
少しでも楽に演奏できるよう、しっかり調整しましょう。

一番押さえるのがつらい場所

上駒付近は、ウッドベースの低い音域のポジションになります。
ベースとしては、よく弾く部分ですね。

しかし、よく弾く部分のわりに、この楽器で最も弦を押さえるのがハードな部分になります。

※このもっとも低いポジションは「ハーフポジション」とも言います。
詳しくはシマンドルを読んでみてください。
» ウッドベース / コントラバスのおすすめ教則本【初心者~中級向け】

人差し指

押さえるのがつらいハーフポジションにおいて、特に人差し指に注目です。

もっとも上駒よりのこの指が、一番しんどさを味わっています。
なので、上駒の弦高はしっかり下げて調整しましょう。

丸ヤスリで削る

自分で駒の溝を削る場合は、丸ヤスリを使って削ります。
弦が指板にあたる「ビビり音」が入らない程度に下げていきます。

もちろん楽器屋さんに持っていってもやってくれます。
近くのバイオリンショップなどに電話してみてください。

上駒の弦高はホントに下げて良いのか

ところで、上駒の弦高はホントにそんなに下げても大丈夫なのでしょうか。

これまでプロ演奏家やリペアマンなど、色々なひとに上駒について訊いてきましたが、みなさん「下げるべき」で意見は一致しています。

ただある一人だけ、プロオケのかたですが、「上駒は上げるべき」という意見がありました。

上駒は交換可能なパーツなので、もし下げて不満がでてきた場合は、元に戻せます。
しかしおそらく、弾きやすくなるメリットの方が勝ると思いますので、もし左手の押弦で困っている場合は一度下げてみるのがベターです。

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その他、楽器のパーツ・機材については、
【まとめ】ウッドベース・コントラバス、おすすめ機材・パーツ記事一覧
のページにまとめてありますので、こちらも読んでみてください。

以上、上駒(ナット)について書いてみました。
ブログだけでなく、YouTube にも演奏動画を投稿しているので、ぜひこちらも観てみてください。
» tacama の YouTubeチャンネル

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