こんにちは。ベースの tacama です。
ジャズ演奏歴 20年です。
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ウッドベース / コントラバスの教則本、テキストは定番のものがあります。
この記事では、その定番の教則本の紹介と、それらを練習していく順番をおつたえします。
ぼくはふだんジャズを演奏していますが、ジャズもクラシックもまったくおなじ楽器を使うので、教則本もおなじになります。
ぼく自身は弓でもピッチカートでも練習しました。
ウッドベース / コントラバスのおすすめ教則本

まず今回紹介する教則本をざっとあげることにします。
- シマンドル1巻(赤い本です)
- ヒヤマノート(黄色の本です)
- 30エチュード(白い本です)
の3冊です。
シマンドル 新コントラバス教本 第1巻
世界中でつかわれている教則本です。
ウッドベース / コントラバスを学ぶほぼ全員がこの本で勉強します。
購入する場合、在庫のあるほうで問題ありません。
下が旧版ですが、日本語訳もきちんとのっています。
HIYAMAノート シマンドル習得のために
このヒヤマノートは日本のバシスト(ベーシスト)の檜山薫さんがつくったテキストです。
内容は、シマンドルの第1部(パート1)の抜粋と必要な練習が足されています。
足されているものは基礎練が主になります。
ぼくは生徒さんには、まずこちらをすすめています。
値段もシマンドル1巻の半額ほどですし、シマンドルの第1部だけで基礎的なことはカバーできるからです。
シマンドル 30の練習曲(サーティエチュード)
こちらはシマンドルさんが書いた練習曲集です。
弾いていて楽しい曲が多いです。
ウッドベースの教則本、ステップアップの順番

上にあげたテキストで、エレキベースでいうところの14フレットまで学習することになります。
1弦(G線)の高いラ(A)の音までですね。
ジャズを演奏するうえでは、この高さまで練習するので十分だったりします。
ジャズで一番有名なベーシストであるポール・チェンバースは、高くてもこの高いAの音までしか演奏しません。
シマンドル1巻 or ヒヤマノートでスタート
まずは「シマンドル1巻(赤色)」か「ヒヤマノート(黄色)」で練習をスタートします。
どちらも最初の方に写真がのっていますので、左手のフォームや体の姿勢をマネするようにしましょう。
できればはじめは、細かいところまでマネしてください。
足の角度はどうか、など。
30エチュードのはじめどき
どちらのテキストも、低い音域からだんだん高い音へ学習をすすめていきますが、高いミ(E)か、ファ(F)あたりまできたら、そろそろ楽器に慣れてきていると思います。
この段階で「30エチュード(白色)」をはじめてもよいと思います。
平行してすすめる感じですね。
もし始めてみて難しくてダメだとなったら、30エチュードはいったん中止にしましょう。
「ヒヤマノート(黄色)」をすべて終わらすか、「シマンドル1巻(赤色)」の第一部を先に終わらせましょう。
ちなみにヒヤマノートの檜山さんが足した部分は、すべてこなさなくていいと考えています。
ぼくは一応すべて練習しましたが、苦手なポジションのみで大丈夫です。
シマンドル1巻の "第2部" をはさむとスムーズ
「ヒヤマノート(黄色)」もしくは「シマンドル1巻(赤色)」の第一部がすべて終わりましたら、30エチュードにまたもどります。
もしもどるのに抵抗を感じる場合、シマンドル1巻の第2部を練習してみましょう。
いい具合に、30エチュードへの橋渡しになります。
記事はここまでです。
また別の記事でお会いしましょうね。