今月の課題曲で、できればテーマメロディを弾くこともお願いしました。
» 1月の課題曲「Waltz New/ジム・ホール」【ジャズ】
ベースは伴奏楽器ですが、メロディを弾くことももちろん可能です。
そしてジャズでは頻繁にソロが回ってきますので、何か対策をしないといけないでしょう。
とりあえずやることとして、上の課題のようにスタンダードなどのテーマメロディを練習することが有効です。
このことを少し書いていきます。
ベーシストがテーマメロディを練習するメリット

テーマメロディを練習するメリットは3つあります。
メロディを弾くことに慣れる(1)
ベーシストは基本伴奏がメインですから、メロディを弾く機会はとても少ないです。
なので、ソロを練習するにあたって、メロディを弾くこと自体から慣らしていかないといけません。
スタンダードのメロディを練習すれば、スタンダードの勉強にもなりますから丁度いいですね。
八分音符に慣れる
上で大雑把にメロディと書きましたが、メロディにもいろいろあります。
できればリフものといわれる、八分音符の多いものを練習しましょう。
このブログでいつも言っていることですが、チャーリー・パーカーの曲など良いですね。
» コピー譜の練習の仕方【オムニブックを例にジャズの練習法を解説】
テクニックが身につく(2)
リフものなどを練習していると、自然にテクニックもついてきます。
ウォーキングだけ弾いていては、やはりなかなかテクニックはつきません。
四分音符だけですからね。
メロディの作り方を学ぶ(3)
ソロで重要な、メロディを作る方法を勉強することもできますね。
コードとメロディを見比べて、どんな音を使っているかチェックし、フレーズの長さ、休符のバランスなど、色々な観点から見ていきます。
ベースをメロディ楽器としてとらえる

以上、テーマメロディを練習するメリットを書いてみました。
今後はベースという楽器をメロディ楽器としてとらえて欲しいです。
ソロをとるときはもちろん、ウォーキングベースを弾いているときも、メロディを弾いている意識で演奏しましょう。
ポール・チェンバースのウォーキングなんて、まさにメロディですね。
それでは以上です。
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