コピー譜の練習の仕方【オムニブックを例にジャズの練習法を解説】

コピー譜の練習の仕方【オムニブックを例にジャズの練習法を解説】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。

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オムニブックというチャーリー・パーカーのコピー譜集があります。

ジャズミュージシャンはみんな持ってるのではないかというくらい有名な本なのですが、この本に限らずコピー譜は、ただ弾くだけではうまくならないのです。

耳コピの次にオススメ
本当は耳コピができれば一番なのですが、コピー譜はコピー譜で良い面もあります。

今回はオムニブックのオススメの使い方を書いてみようと思います。

コピー譜の練習の仕方・使い方【オムニブックを例に練習法を解説】

コピー譜の練習の仕方・使い方【オムニブックを例に練習法を解説】

今回書く内容は他のコピー譜にもそのまま応用できる話です。

まず音符通り弾けるようにする

まずは書いてあるままに弾けるようにします。
きちんとメトロノームも使いましょう。

譜面のミスはいったん無視

実はところどころ音源と違うところがあります。
修正はあとの工程にまわします。

ぼくはベースですが、ベースという楽器の場合、パーカーのフレーズを譜面通り弾くだけでも大変です。
チャレンジするだけでも価値があります。

分析する(アナライズ)

オムニブックはコードも書いてあるので、すぐ分析ができます。

なぜこの音が使えたのか、スケール的にはどうか。
実際パーカーが弾いた音なので説得力を感じながら学ぶことができます。

スキマ時間にもできる

分析は楽器がなくてもできます。
電車などの移動時間にもできますね。
ぼく自身も学生時代に、よく譜面のコピーを持ち歩いていました。

練習の休憩がてら、一度楽器を置いてゆっくり分析する時間を作るのもオススメです。

音源と一緒に弾く

譜面通り弾けるようになったら、音源と一緒に演奏するようにしてみます。

この時の注意点は、なるべくパーカーと同じになるように演奏することです。

「まったく同じ」を目指す

音のタイミングやダイナミクス、すべてを一致させることを目標にします。
ここにはぜひこだわってください。
結果がまるで違ってきます。

またこのときに楽譜と音源が違っている部分は修正します。
ぼくは楽譜に色ペンや鉛筆で書き込んでいます。

ベーシスト向けの追加課題

ベーシスト向けの追加課題

ウッドベースのかたへは、上のことに追加して課題を出したいと思います。
それは「弓で弾くこと」です。アルコですね。

アルコの方がやはり音程もハッキリしますし、なんといってもジャズベーシストは弓の練習が不足しています。
なるべく課題曲はピッチカートだけでなく弓でも弾くようにするといいです。

弓で弾くとフレーズが定着しやすい

弓で弾くとより体に定着する感じもあります。

あるフレーズを体に染み込ませたいと思ったら、いろいろな方法で弾くとよいです。
ピアノで弾くのもとても有効です。

オムニブックは一家に1冊
オムニブックをまだ持っていないかたは、ぜひこの機会に入手して練習に取り入れてみてください。
チャーリー・パーカーの研究はバップの近道です。

それではまた別の記事で。

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