ソロの演奏の上達のためには、曲の分析が欠かせません。
まだ勉強を始めたばかりのかたは、スタンダードのメロディの分析をしましょう。
スタンダードは「歌もの」や「リフもの」などに分かれますが、気にせずに知ってる曲から取り組みます。
ジャズスタンダードのメロディをアナライズしてみよう
「歌もの」や「リフもの」、それぞれを少し解説します。
「歌もの」のアナライズ
歌ものは長い音符ばかりで「分析してもソロはうまくならない」と考えるかもしれません。
でもメロディアスなソロを取る場合に参考になりますよ。
8分音符のテクニカルなソロばかりでは、飽きてしまいますからね。
伸ばす音に注目
歌ものは、出だしの音がけっこうかっこいい音を使っていたりします。
たとえば、
- 「Misty」の冒頭は7度の音を伸ばしている
- 「イパネマの娘」は2度の音から始まる
3度から始まるメロディが多い
またスタンダードの多くは3度をメロディに使っていることを発見できます。
たとえば、
- 枯れ葉
- Fly Me to the Moon
- All The Things You Are
などです。
実際に楽譜で確認してみてくださいね。
「リフもの」のアナライズ
リフものは、まさにソロですね。
たとえば、「パーカーリフ」がよく練習されます。
チャーリー・パーカーのリフなので、「パーカーリフ」です。
オムニブックで練習
パーカーリフは、みんな「オムニブック」で練習します。
オムニブックはチャーリー・パーカーのコピー譜集のことです。
この本です。
上のはト音記号で、へ音記号のものもあります。
オムニブックを使ってパーカーのソロを分析してみてくださいね。
また、分析については
「ジャズベーシストはスタンダードのメロディ分析で、ソロがうまくなる話」に、
もう少し詳しく書きました。
さらに、ソロに関して、
「ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【練習法・コツ】」
に記事をまとめましたので参考にしてください。
それでは以上になります。