ジャズには少人数のバンド編成の他に、20人ほどで演奏する「ビッグバンド」という形式があります。
ビッグバンドに詳しくないかたは、
「Amazon Music HDで聴けるジャズのおすすめアルバムまとめ」
のページに、おすすめのビッグバンドの演奏を載せましたので、どんな演奏か聴いてみてください。
この文章では、そのビッグバンドへの参加をすすめたいと思います。
良いことがたくさんありますよ。
ぼく自身も3つのビッグバンドを経験して学んだことが、いまも活きています。
ジャズのビッグバンドに参加しよう
「単純に楽しい」以外にもメリットはいくつかあります。
「楽しい」については、やはり人数が多いことで、音の「圧」がすごいことですね。参加していて気持ちがいいです。
また人数が多いので部活みたいで楽しい、というのもあります。
それでは他の需要なメリットについて、ふれていきます。
譜面に強くなる
ビッグバンドでは、少人数での演奏(コンボ編成)と比べてアドリブ部分が少ないです。
その分、音符の指定が多くなっています。
なので、必然的に譜面を読まざるをえず、譜面に強くなることができます。
20人ともなると、やはりしっかりと楽譜を準備して、音楽を作り込む必要があるのですね。
ビッグバンドに参加して、与えられる課題にただついていくだけで、譜面に強くなれるのです。
ジャズの歌い方を学べる
ジャズは、フレーズのどこにアクセントをつけるかなど「歌い方」がかなり重要です。
ビッグバンドではそれが分かりやすい形で学べます。
ソリ
ビッグバンドでは、曲の途中「ソリ」といって、たとえばサックス全員で同じメロディを演奏したりします。
このときに、先の「歌い方」がハッキリ聴こえてきます。
あとはそれをマネするだけです。
バンドメンバーが見つかる
ビッグバンドに参加していると、その中の何人かで「バンドを組もう」という話が出てきます。
たとえば、サックスのひとと、ピアノ、ベース、ドラムのひととでバンドをやろうとなれば「サックスカルテット」ができあがりますね。
もしかしたらピアノのひとがリーダーとなって「ピアノトリオ」のバンドができるかもしれません。
こんな具合に、ビッグバンドだけでなくコンボ編成のバンドも楽しめる可能性があります。
各都市にほぼあるアマチュアビッグバンド
ジャズのビッグバンドは、たいがいの街にあります。
「〇〇市 ビッグバンド」などと検索して探してみてください。
上に書いたように参加するメリットが大きいので、特に初心者のかたにオススメです。
ビッグバンドに参加したくなる映画「スイングガールズ」
もしビッグバンドのことをもう少し知りたい場合は、映画「スイングガールズ」がオススメです。
みんなで音楽を作り上げる楽しさを感じられます。
スイングガールズについては、
「こころに残ったジャズの映画【ジャズベーシストがおすすめ】」
のページに詳細を載せました。
それでは以上です。