ベースレッスンでは、何かとメロディを弾いてもらっています。
クラシックの教材を使ったり、ジャズのテーマメロディを弾いたり。
理由があってしています。
なぜそうしているかを書いていこうと思います。
レッスンでメロディを弾くことを重視している理由
理由は、4つあります。
伴奏もメロディだから
結局、伴奏、いわゆるベースラインもメロディと言えます。
ポール・チェンバースやチャールズ・ミンガスなど、一流のベーシストの伴奏を聴けば分かります。
まるでメロディのようなベースラインですね。
逆に言えば、ベースラインも歌うように弾かなければならないということです。
ソロ対策
ベーシストは一般的にソロが苦手です。
考えてみれば当たり前ですよね。
サックスのひとより、明らかにメロディを弾く機会が少ないです。
なので、意識的に弾くようにして、メロディを弾くことに慣れていかないといけません。
理論も身につく
メロディを弾いていると、「どうやってこのメロディが作られているか」という理論的なことも知りたくなってくるでしょう。
スケールなどの話ですね。
スケールはコードの拡張概念といえます。
ベースラインだとコードの知識さえあれば何とかなってしまいますが、ソロはそれだけだと難しいです。
メロディに取り組むことで、より広範な知識を得ることができるわけですね。
何より楽しい
これが一番大切かもしれません。
弾いていて楽しい。
家でベースラインだけを弾いて楽しい場合ももちろんありますが、メロディはまた違った楽しさがあります。
楽しいことはたくさんあった方がいいですね。
上達もきっと早いでしょう。
本質を忘れないように気をつける
楽器の練習、音楽の練習をしていると、ときに何のためにがんばっているのか分からなくなるときがあります。
そんなときは初心に帰って考えます。
そもそも楽しいから、または、かっこいいと思ったから始めたはずです。
迷いが生じてきたときは、そんな「始めた理由」を追求しましょう。
楽しいことを追い求めるようにします。
メロディを弾くことが楽しけば、別にベースラインを無理に練習することもありません。
そうやって意識をもっていれば、そのうちベースラインも、きっと楽しめるようになってくるでしょう。
逆もしかりです。
それでは以上です。
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