ジャズの勉強において、曲のキー(調)を把握することはかなり重要です。
ぼくはいつも生徒さんに、
「この曲のキーは何ですか?」
と、けっこう頻繁に訊いています。
なぜキーを把握する必要があるのか、少し書いていきます。
調/キーを把握する理由2つ
2つ理由があります。
曲を覚えやすくなる
キーを把握すると、コード進行を記憶したり、曲を理解しやすくなります。
ダイアトニックコード
「ダイアトニックコード」という概念があります。
たとえば、Cメジャースケール(ドレミファソラシド)を使って作れるコード群を「Cメジャースケールのダイアトニックコード」と呼びます。
たとえば、Dm7、FM7、G7などです。
実はキーが Cメジャーの曲は、これらダイアトニックコードが多く使われています。
ほぼかならず出てくる平行調
また平行調というメジャーとマイナーが対(つい)になったキーがあります。
Cメジャーと Aマイナーなどです。
これらのキーもほぼかならずセットで出てくるので、知っていると覚えるのが楽になります。
使っていいスケールがわかる
上のダイアトニックコードと関係しますが、キーがわかると、使っていいスケールもわかります。
Cメジャーのキーに出てくる「Dm7」は、キーがわかって初めて「Dドリアン」が使えることが判明します。
音楽理論の勉強は楽しい
ある程度、音楽を続けているかたは何か一冊、音楽理論の本を読むことをオススメします。
経験がつながって、「そうゆうことだったのか」と頭がスッキリしますよ。
ぼくの場合、「チックコリアの音楽」という本との出会いが転機だったのですが、残念ながらこの本は絶版のようです。
図書館では借りられると思うので、ぜひ探してみてください。
もちろん他にも音楽理論を勉強できる本はあります。
ジャズベースの教本、教則本【プロベーシストおすすめのテキスト】
のページに載せてありますので、チェックしてみてください。
それでは以上です。
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