「30エチュード」というベース用の練習曲集があります。
クラシックの教材です。
ぼくは何まわしかしていますが、あらためて良い教材だなと思ったので、紹介したいと思います。
ベース低音域の練習には30エチュード
気に入っている点は、「3、4弦の5フレット以下」が多く出てくることです。
低音弦のハーフポジションからセカンドポジションの辺りですね。
ソロ用練習曲は中音域
ぼくが推奨している他の教材では、中音域が多めです。
たとえば「ジャズコンセプション(ベースソロ)」「バッハ無伴奏チェロ組曲」などです。
逆に中音域を鍛えたい場合、これらの教材の練習曲が有効になると思います。
中音域は、7~12フレット辺りのつもりで話しています。
30エチュードは低音域が満載
その点、30エチュードでは、5フレット以下が満載です。
この音域はベースにとって、よく弾く重要なポジションです。
ジャコ・パストリアスも、教則ビデオで似たようなことを言っていますね。
低音域はしっかり練習
3、4弦は右手においても、ピッキング・アルコ、ともに弾きにくいです。
しかしやはり、うまくいかないのは左手の問題が大きいと思います。
高音弦に比べて押さえにくく、速く弾けないですよね。
なので、より多く練習すると良いと思います。
筋持久力
ぼくはベースを弾くのに、握力は必要ないと思っていますが、筋持久力は必要なのではと考えています。
30エチュードは、いい具合に筋持久力を鍛えてくれますよ。
またこの筋持久力については、別の文章で書こうと思います。
常に目的をもって練習
いまおこなっている練習は、何のための練習なのかを意識するのは、とても大切です。
何を克服するために、いまこの練習をしているのか。
1ヶ月同じ練習でもいい
ぼくは問題を解決するために、ある程度時間をかけていいと思っています。
なので同じ練習ばかり1ヶ月続ける、というのも時には有効だと思っています。
上の30エチュードばかり、毎日毎日やってみる、のように。
ひとつずつ解決していく
直面している問題を、ひとつずつ確実に解決していきましょう。
問題の細分化は、楽器においても有効です。
低音域の問題は、30エチュードでけっこう前に進むと思いますよ。
それでは以上です。
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