ビブラートって「服選びみたいだな」と思いました。
相手(ジャンル)によってかけたり、かけなかったり。
今回はビブラートについて、考えていることを書いてみたいと思います。
ビブラートはジャンルを考慮して
ぼくはベーシストなので、弓のビブラートを想定していますが、歌でも他の楽器でも同じことだと思います。
クラシックは、しっかりかける
クラシックの曲を弾く時は、しっかり目にビブラートをかけるようにしています。
たとえばクラシックの練習曲するときなどですね。
その方が雰囲気が出て楽しいですし、ビブラートはビブラートで、楽器の練習になります。
実は奥が深いビブラート
クラシックのビブラートは、「1拍に何回かけるか」など奥が深いです。
ぼくは専門でないこともあって、気にせず気持ちいい範囲でかけています。
ジャズはかけないか、最後に少し
対して、ジャズはビブラートをかけない音楽です。
古いジャズではビブラートを強くかけますが、モダン以降、ビブラートは歓迎されない装飾です。
» モダンジャズで使わない音の装飾【ビブラート・スライドに注意】
逆に古いジャズをやる場合は、ビブラートについて深く研究すると良いと思います。
ビッグバンドなどでは、パート毎に揃えた方がいいでしょう。
ビブラートをかけない練習
クセでかけてしまうひとは、わざわざかけない練習をすると良いです。
マイルスもかけないように練習したと、自叙伝で語っています。
最後に少しかける
いろんなレジェンドたちを聴いていると、ビブラートをかける場合は、長い音符の最後に少しだけかけています。
これくらいがちょうどいいですね。
興味があるかたは、ぜひその点、観察してみてください。
装飾音に気をつかうとオシャレになる
ビブラートの処理は、各自の性格、好きなものが見えておもしろいです。
文化と言っていいですね。
音の最後まで気を使って、オシャレな音色にしたいなと、ぼくはいつも思っています。
それでは以上です。
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ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【練習法・コツ】
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