ジャズのソロで、コードをひとつひとつ処理していくのは難しいものです。
特に、1小節にコードが2つ3つあった場合、それぞれを追うのは大変ですね。
なのできっと、ツーファイブワンを
「メジャースケールだけで弾く」
ということを考えると思います。
ターゲットの「ワン」の部分のメジャースケールですね。
今回はこのことについて書いていきます。
ツーファイブワンをメジャースケールだけで処理して良いのか
一応、なぜツーファイブワンをメジャースケールだけで弾くことができるのか、を書いておきます。
たとえば、Cメジャーのツーファイブワンにおいて、3つのスケールはまったく同じ音になります。
最初のとっかかりとしてはOK
最初にも書いたように、それぞれのコードをしっかり追うことは、最初のうちは難しいものです。
なのでジャズのソロの「とっかかり」としては良いやり方だと思います。
この段階では、それぞれのスケールが同じ音でできていることを、しっかり把握しておきます。
それぞれのコードトーンを意識
慣れてきたら、それぞれのコードを通過中に、コードトーンを意識するようにします。
「いまコードトーンを弾いた」と意識しても良いし、こちらからコードトーンを弾きにいっても良いですね。
この段階までくれば、コードを無視したことにはなりません。
コードトーン以外の音を意識
次の段階は、ノンコードトーンを意識します。
上に書いた、それぞれのスケールの中の、コードトーン以外の音ですね。
ここまでくればスケールを意識したソロになります。
最初に、ひとつのスケールで弾いていたときと比べて、ジャズっぽいソロになっていることでしょう。
コードトーンが結局大事
今回はスケールの話でした。
しかし結局はコードトーンの話になりました。
ノンコードトーンは、コードトーンがしっかり分かっていないと、もちろん把握することはできません。
あるものを知るために、それで無いものを知る必要があるのですね。
なのでとにかく、コードトーンをしっかり把握することが大切になってきます。
全国的に活動する、知り合いのベテランピアニストが、「結局コードトーンが大切なんだ」と言っていました。
基本が大切、みたいな話ですね。
それでは以上です。
コードトーンのオススメの覚え方は、
ピアノ以外の楽器向け、コードトーンの覚え方【キーボードを使います】
に書きましたので参考にしてみてください。
またこのページは、
音楽理論/ジャズ理論関連のブログ記事まとめ【ほぼベーシスト向け】
に追加しました。