ミシェル・ペトルチアーニのおすすめアルバム「Both Worlds」

ミシェル・ペトルチアーニのおすすめアルバム「Both Worlds」 SONG

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

YouTube と Instagram の方にも投稿しています。

ミシェル・ペトルチアーニというジャズピアニストをご存知ですか?
小人症を患っていた、フランスの有名なピアニストです。

ビル・エヴァンスの再来と言われていましたが、本人はオスカー・ピーターソンが大好きで、プレイにもしっかり現れています。

そんなミシェル・ペトルチアーニのアルバムに「Both Worlds」があります。

»「Both Worlds」の詳細はこちら

この文章では、この「Both Worlds」というアルバムについて、少し書いていきます。

ミシェル・ペトルチアーニのおすすめアルバム「Both Worlds」

参加メンバーは、

  • ミシェル・ペトルチアーニ(ピアノ)
  • アンソニージャクソン(ベース)
  • スティーブ・ガッド(ドラム)
  • フラヴィオ・ボルトロ(トランペット)
  • ステファノ・ディ・バティスタ(サックス)
  • ボブ・ブルックマイヤー(トロンボーン)

超豪華です。

ミシェル・ペトルチアーニはベースのアンソニー・ジャクソン、ドラムのスティーブ・ガッドと組むようになってから、特に有名になりました。

たしかに、ジャズに限定されない二人と、ミシェルのポップな部分が、とてもちょうどよくフィットしています。

アルバムのおすすめの曲

全曲おすすめですが、中でも以下の3曲は必聴です。

「35 Seconds of Music and More」Michel Petrucciani

アルバムのスタートを飾る曲です。

 イントロからかっこいい
するどいドラムとベースからスタートしますが、まずここで二人のリズムに圧倒されます。
完璧なリズムと音色。
フュージョンでも活躍した二人ならではの演奏ですね。

 明るいテーマメロディ
テーマメロディもかっこいいです。
ミシェル・ペトルチアーニの作る曲はホントにどれもセンスがいいですね。
なんとなくヨーロッパを感じるメロディです。
明るくて、ミシェルの人がらを感じます。

 ソロのスピード感が圧巻
それぞれのメンバーのソロのスピード感が素晴らしいです。
ミシェル・ペトルチアーニからスタートして、アルトサックスのステファノ・ディ・バティスタ、トランペットのフラヴィオ・ボルトロと続きますが、難しいコード進行にも関わらず、まったくそれを感じさせません。
スティーブ・ガッドも16小節のステキなソロをとっています。

 リズムは16ベートとスイング
リズムは16ビートとスイングをいったりきたりで、楽しい曲です。
どこで変わったか分からないほどスムーズに移行するアレンジは、さすがといえます。

「Petite Louise」Michel Petrucciani

「Petite」はフランス語で「小さな」、そして「Louise」は同じくフランス語で女性の名前を表すそうです。

「小さなルイーズ」
恋人の名前でしょうか。
Wikiにある二人の奥さんの名前とも違うし、誰にあてた曲なのでしょうね。
チック・コリアも姪っ子にあてた曲を作っているし、親類にあてた曲かもしれません。

 艶やかで熱いバラード
ミシェル・ペトルチアーニと、ソプラノサックスに持ち替えたステファノ・ディ・バティスタによる演奏で、美しいバラードです。
ホントに上質な演奏で、ただただ聴いて欲しい一曲です。
音楽の理解と演奏技術が高次元である二人が出会うと、こんな素晴らしい演奏になるのですね。

「Guadeloupe」Michel Petrucciani

ゆったりとした8ビートの、牧歌的な曲です。

調べてみたら、「Guadeloupe」はカリブ海に浮かぶ島の名前だそうです。
ビーチやサトウキビ畑が広がる、フランスの海外県とのことです。

 トロンボーンとピアノの会話
聴きどころはトロンボーンのプレイです。
メロディのカウンターパート、そして美しいソロと、ボブ・ブルックマイヤーの素晴らしい演奏が楽しめます。
こういった演奏を聴くと、トロンボーンってホントにいい楽器だなって思いますよね。

「Both Worlds」は、後世に残る名盤

以上、「Both Worlds」というアルバムについて書いてみました。

もう20年以上も前の作品ですが、確実に名盤といえる後世に残るアルバムです。
ぜひぜひ聴いてみてください。

»「Both Worlds」の詳細はこちら

高音質で聴いて欲しい

せっかくの素晴らしい作品ですから、YouTubeなどで済まさず、高音質で聴いて欲しいです。
ミュージシャンとエンジニアが作った音が台無しですからね。

ぼくは「Amazon Music HD」で聴いています。
ハイレゾ音源も聴けるので、かなり重宝しています。
今回の「Both Worlds」は、CD音質で聴けます。

 Amazon Music HD の詳細
「Amazon Music HD」については、下の二つの記事を読んでみてください。

»【超オススメ】Amazon Music HDの音質が最高すぎる話

» Amazon Music HDをオススメする理由【音楽が好きな人へ】

また、Amazon Music HD で聴けるジャズのアルバムは、
「Amazon Music HDで聴けるジャズのおすすめアルバムまとめ」
の記事にまとめてありますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

それでは以上です。

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