こんにちは。ベースの tacama です。
ジャズ演奏歴 20年です。
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この記事では、ぼくが過去に観てよかったジャズの映画を紹介したいと思います。
- ブルーに生まれついて
- カンザス・シティ
- JACO
- スウィングガールズ
こころに残ったジャズの映画
実はジャズの映画はけっこう存在していて、毎年いくつか上映されています。
映画で観るジャズも、なかなかいいものですよ。
また伝記やドキュメンタリー的なものは、貴重な音楽資料として、価値のあるものになります。
ジャズは外国の文化なので、日本では細かい情報は手に入りにくいですからね。
それではひとつずつ紹介していきます。
ブルーに生まれついて
トランペットのチェット・ベイカーの伝記的な映画です。
主役のイーサン・ホークが、トランペットと歌を猛練習したことが話題になりました。
チェット・ベイカーは当時アイドル的な人気がありました。
でも当時の多くのジャズミュージシャンがそうだったように、麻薬に手をだして没落していきます。
あまりハッピーな映画ではありません。
ぼくは映画館で観たのですが、観おわったあと、
「ジャズミュージシャンってやっぱりダメな人間なんだな」
って思って、ちょっと気分が落ちました。
逆にいえば、ジャズミュージシャンという人種のことが、よくわかる映画かもしれません。
カンザス・シティ
古きよき時代のジャズを、現代のジャズミュージシャンが再現した映画です。
ただ、ぼくは映画の内容より、豪華なミュージシャン目当てでDVDを買いました。
ちなみに太字のミュージシャンがぼくのお目当てでした。
- Joshua Redman as Lester Young - tenor sax
- Craig Handy as Coleman Hawkins - tenor sax
- James Carter as Ben Webster - tenor sax
- Dadid Murray - tenor sax
- Jesse Davis - alto sax
- David "Fathead" Newman Jr. - alto sax
- Don Byron - clarinet/baritone sax
- Olu Dara - cornet
- Nicholas Payton - trumpet
- James Zollar - trumpet
- Curtis Fowlkes - trombone
- Clark Gayton - trombone
- Victor Lewis as Joe Jones - drums
- Geri Allen as Mary Lou Williams - piano
- Cyrus Chestnut as Count Basie - piano
- Ron Carter - bass
- Christian McBride - bass
- Tyron Clarke - bass
- Russell Malone - guitar
- Mark Whitefield - guitar
- Kevin Mahogany - vocal
映画の中でたくさん演奏シーンがあるのですが、一番印象に残ったのはラストの「Solitude」です。
ベースのクリスチャン・マクブラドとロン・カーターが、二人でメロディを交互にとるのですが、それはそれはとても美しいです。
JACO
上の日本語版が在庫切れだったので、英語版ものせました。
ジャコ・パストリアス。
世界中にベーシストを大量につくったひとです。
彼を観てベースを始めたひとは、どれほどいるんだろうと思います。
著名人でいうと、リチャード・ボナ、アヴィシャイ・コーエン。
そんな偉大なベーシストの伝記的な映画です。
でも先のチェット・ベイカーと同じで、麻薬が絡むちょっとつらい映画です。
でも、たくさんのひとに惜しまれてあの世へいったんだと再確認できて、うれしかったです。
映画館で観たのですが、エンドロールでがまんできず泣きました。
ヴィクター・ベイリーがインタビューで出演していたのです。
実はほんの1,2週間前に彼の訃報を知ったばかりでした。
難病をわずらっていたことも知りませんでした。
ヴィクター・ベイリーといえば、ウェザーリポートのジャコの次のベーシストです。
ジャコは「こいつはものすごくベースがうまいんだ」といってメンバーに紹介した、と聞いたことがあります。
過去のひととなってしまった2人の偉大なベーシストを前にして、なぜか悔しくなって泣いてしまいました。
スウィングガールズ
この映画は説明不要ですね。
実は去年やっと観ました。
もっとはやく観ればよかったです。
とてもわくわく観れて、最後までノンストップでした。
これを高校や中学のときに観ていたら、絶対吹奏楽部にはいってたと思います。
いま吹奏楽をしている学生さんは絶対観て欲しいです。
あとやっぱり竹中直人には笑ってしまいますね。
さすが名俳優。
ジャズの映画って映画館で観れるの?
スイングガールはちがいますが、ジャズの映画はやはりちょっとマニアックなので、大きい映画館ではなかなか上映されません。
普通のひとがいかない、映画好きが行くような映画館で探すことになります。
でも、そうゆう映画館てなんだかわくわくして、ぼくは好きです。
普段できない経験が、そこではできそうな予感がするんです。
ぜひそんな映画館に、みなさんも足を運んでみてくださいね。
記事は以上になります。
ぜひどれか観てみてくださいね。