tacama です。
ウッドベース、エレキベースを 20年ほど演奏しています。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
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楽器の練習って孤独ですよね。
周りのひとからは、ただ楽しそうなことをしているだけのように見えると思います。
でも実際は、日々の大変な努力の時間が存在します。
■ 「飽き」は、やはり来る
ベースをはじめた当初はモチベーションも高く、練習も楽しかったりしますが、ある程度長く続けていると、やはり "飽き" もやってきます。
でも根っこには「ベースが好き」という気持ちもしっかりあることでしょう。
そんなあなたに、ベースに対する日々のモチベーションを高く持ち続けるための、いくつかの対策を紹介したいと思います。
どれも実際にぼくがおこなってきた方法です。
ぜひひとつずつ、試しにおこなってみてください。
ベースの練習を独りで楽しむ方法
ベースのモチベーションアップのために、オススメの施策は以下の4つです。
- メロディを練習する
- ベース独奏用の楽譜を買う
- アプリと合わせて弾く
- 練習にゲーム性を加える
ひとつずつ説明していきます。
モチベーションアップは、言い換えれば「いかに練習を楽しむか」ということでもあります。
メロディを練習する
ぼくらは普段伴奏ばかり練習しています。
伴奏というのは、主旋律あっての伴奏です。
家で独りで伴奏だけ弾いていても、本来の伴奏の楽しさは得られないですよね。
そこでベーシストもメロディを練習しようというわけです。
フロント楽器の気持ちも分かるようになりますし、テクニックや理論も学べます。
いいことばかりですよ。
ぼく自身もベースでメロディを弾くのが大好きです。
詳しくは、
ベースを学ぶ人がメロディを練習するメリット【プロベーシストが解説】
のページも読んでみてください。
ベース独奏用の楽譜を買う
ベースは "基本" 単音楽器です。
"基本" と書いたのは、3和音くらいなら弾けなくもないのです。
これを活かして、ベース独奏用の楽譜も出版されています。
たとえば以下の4冊があります。
ソロ・ベースのしらべ ベスト・セレクション - 渡辺 直樹(著)
魔法のソロ・ベース曲集 - 山口 ソウヘイ(著)
100年使えるベースのエチュード - 安東 章夫(著)
練習の素 ベーシストを鍛えるクラシック名曲集 - 安東 章夫(著)
繰り返しになりますが、ベースは伴奏楽器です。
本来は他の楽器と協力しないと「音楽」ができません。
そんななか、これらの本で、ひとりで音楽をつくる喜びを味わってみましょう。
クラシックの無伴奏曲集も良い
同じ意味で、クラシックの無伴奏の曲も良いです。
たとえば、ぼくがいつも推奨している「バッハの無伴奏シリーズ」があります。
アプリと合わせて弾く
「iReal Pro」のような伴奏アプリも有効でしょう。
ベースパートを消して、疑似的にひとと演奏できる気分になれますね。
ぼくは下の動画のように楽しんでいます。
練習にゲーム性を加える【ぼく独自の方法】
ぼくのベースレッスンでは、テキストとして「HIYAMAノート」をつかっています。
これは他の楽器のテキストと同じく、練習曲がたくさん載っているタイプの本です。
テクニックをあげるために必要な工程ですが、最後までやりきるのは正直、時間も労力もけっこうかかります。
終わりのルールをつくる
ぼく自信がこのテキストに取り組んだときに考えた方法を紹介します。
どんなものかと言うと、
「2回連続で間違えずに弾けたら、2度とやらなくていい」
というのものです。
テキストの中の、ある曲を練習しているとします。
その曲をある程度練習して「間違えずにいけそう」となったら、自分のなかで本番の回を設定します。
「いまから弾いてみて、間違えずにできたらクリアにしよう」
これで2回連続で間違えなかったら OK にして、次の曲に進みます。
練習の跡を「見える化」
きちんとクリアのマークもつけて「見える化」もしておきましょう。
自信につながります。
「表現力」は別で取り組む
この方法は中学校の宿題のようなやり方なので、「表現力」は身につきません。
でもテクニックは必ずあがります。
あくまでモチベーションをあげる施策なので、「表現力」は別で取り組む必要はあります。
■ 表現力は耳コピーで
表現力は耳コピーなどで培うことができます。
ポール・チェンバースを耳コピしよう【オススメのアルバムも書きます】
の記事を読んでみてください。
■ 表現力はじっくり取り組む
ただ、表現力は一朝一夕でつくものでもありません。
こちらは長い目で見ていきましょう。
以上、ベースの練習におけるモチベーションアップについて書いてみました。
ぼくも日々、自分を奮い立たせて練習していますので、お互い上を目指してがんばっていきましょうね。