ウォーキングベースを弾く上で、「繋ぎの音」に気をつけていると思います。
リーディングノートのことですね。
うまく繋げられなくて悩んでいるひともいるかもしれません。
ただ、どうしてもうまく繋げられない、「弾きにくいコード進行」はあります。
たとえばブルースに出てくる次のようなコード進行です。
| Bb7 | F7 |
「アーメン進行」ですね。
これは、繋げにくいです。
特にルートに繋げにくいですね。
ルートに行く場合は、クロマチックアプローチや、ターゲットの5度などを使うと良いです。
また、次のような進行もキレイに繋ぎにくいです。
| FM7 Gm7 | Am7 Gm7 |
それぞれダイアトニックの隣のコードなので、スケール上のリーディングノートを選ぼうとすると、次のコードの音になってしまいます。
たとえば、最初の部分、「F」の次に「G」の音や「Bb」の音は選べないわけです。
こんなときは、上と同じくクロマチックアプローチが便利です。
もしくは、自身のコードトーンですね。
初心者のひとは、もしかすると、これらはチープなベースラインに感じるかもしれません。
しかし、そんなことはないです。
よく使われるラインです。
以上、繋ぎにくいなと思ったとき、
「かならずしも弾き手のせいではない時もある」
というお話でした。
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