コードの変わり目は、しっかり表現する【ジャズ/ビバップのソロ】

コードの変わり目は、しっかり表現する【ジャズ/ビバップのソロ】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。

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「ジャズっぽいソロにならない」

こんなふうに悩んでいるかたも多いと思います。
ひとつには、コード進行を表現できていないことも原因としてあります。

今回はコードの変わり目の処理について、少し書いていきます。

コードの変わり目は、しっかり表現する

コードの変わり目は、しっかり表現する

コードの変わり目はボンヤリさせてはいけません。

たとえばツーファイブにおいて、もっともオーソドックスなスケールは以下のものです。

  • Ⅱm7 : ドリアン
  • Ⅴ7 : ミクソリディアン
  • ⅠM7 : イオニアン

少し勉強したかたなら、これらのスケールがすべて同じ音からできていることはご存知でしょう。

「それなら、イオニアンだけ考えていればいいね」

最初のうちはそれで良いですが、きちんとジャズを演奏しようと思った場合、やはりこれではいけません。

それではどうすれば良いかというと、コードを表現するようにします。

コードトーンが大切

結論から言うと、コードの変わり目でコードトーンを弾くようにします。

そうすることで、「いまこのコードを弾いている」ということを伝えられ、ビバップのスタイルの演奏になります。

ビバップは、ようは「ソロだけを聴いてコード進行が分かる」という演奏スタイルです。

一般的に、ジャズの演奏はコードを表現するとうまくいきます。
「コーダル」な演奏ですね。

前のコードに無い音

より良いのは前のコードに無い音を選ぶことです。
確実にコードを伝えることができます。

慣れてきたら、コードトーン以外も

まずは上に書いたことをできるようにするのが先決ですが、慣れてきたらコードトーン以外の音も使えるようにしましょう。

毎回似たような演奏になって、飽きてしまいますからね。

コードに帰ってくる

コードに帰ってくる

今回書いたように、コードトーンはジャズ、およびビバップの演奏において、とても重要です。

普通、ジャズの勉強はコードを勉強して、次にスケールの勉強へと進んでいきます。

そしてスケールの勉強がある程度進むと、今度は今回のようにコードの勉強にもどってきます。

ビバップの演奏は、結局コードトーンが大切なのですね。

それでは以上です。

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