「クロマチックアプローチ」という、便利な理論というか、音の選択があります。
「クロマチック」は「半音階」という意味です。
今回はこのクロマチックアプローチについて、少し説明します。
クロマチックアプローチ
定義は、
「ターゲットに対し、コードトーンなどを無視して、1全音、上下から半音でアプローチすること」
です。
ちなみに、必ずしも「全音」でなくとも構いません。
「半音1回」でも、クロマチックアプローチです。
ウォーキングベースライン
クロマチックアプローチはジャズのいたるところで使えます。
ジャズコンセプション(ベースライン)から抜粋して載せてみます。
上行
「Groove Blues」P.26の6-7小節目です。
ターゲットの「F」に対し、「Eb」の音から半音二段階で当てています。
すぐ後ろの部分もクロマチックアプローチです。
下行
「Groove Blues」P.27の43-44小節目です。
ターゲット「D」に対し、「E」の音からアプローチしています。
ベースソロ
同じく、ジャズコンセプション(ベースソロ)から抜粋します。
上行
「Bird Blues」P.99、58-59小節目です。
下行
「Blue Minor」P.66、29-30小節目です。
簡単ですね!
弾いて覚える
音楽は頭で理解しただけではいけません。
体で覚えるようにしましょう。
なので、今回のクロマチックアプローチも、実際に「弾いてみて」「使ってみて」理解してくださいね。
それでは以上です。
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