こんにちは。ベースの tacama です。
ジャズを 20年演奏しています。
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ジャズで一番よしとされている練習方法は「耳コピ」です。
「耳コピー」や単に「コピー」とも言われますね。
耳コピすると得られる効果は、
- 音感トレーニング
- ジャズのアーティキュレーションの習得
- 楽器のテクニック
- リズム感
です。
ぜひ耳コピしましょうね。
■耳コピはポール・チェンバースがオススメ
あなたがベーシストの場合は、ポール・チェンバースのコピーをすすめたいと思います。
なぜポール・チェンバースなのか。
少し書いてみようと思います。
ポール・チェンバースを耳コピしよう
ポール・チェンバースといえば、マイルス・デイビスのグループでの活躍が有名ですね。
世界中のジャズのベーシストに、いまも一番影響を与えているひとです。
ポール・チェンバースのコピーをすすめる理由は、いくつかあります。
理由① ガット弦で音を取りやすい
意外かもしれませんが、ガット弦の方が音を取りやすいです。
なぜなら弦が柔らかいので、音程がハッキリ出るからです。
理由② 音色が良い(発音)
ポール・チェンバースの音は素晴らしいです。
バズーカでも発射したかのようなスピードと迫力のある音で、バンド全体の推進力になっています。
これをマネするように耳コピしましょう。
理由③ フレーズの内容が良い
ポール・チェンバースのベースライン、ソロのフレーズには定評があります。
ソロはホーンライクだし、ベースラインもまるでメロディのようです。
なぜこのラインが弾けたか、分析しながら耳コピしましょう。
最初に耳コピするのにオススメのアルバム
ポール・チェンバースの参加アルバムはたくさんありますが、中からひとつ、耳コピにオススメのアルバムを紹介したいと思います。
「Bass on Top」
超有名なアルバムです。
ポール・チェンバースがリーダーです。
このアルバムは特にベースがよく聴こえます。
なので耳コピにうってつけですね。
ちなみにこのアルバムで、ぼくが最初にコピーしたのは「Dear Old Stockholm」です。
この曲はテンポが早くないので、コピーが不慣れなかたにちょうどいいです。
ぜひこの曲からコピーしてみてくださいね。
文章は以上です。
ポール・チェンバースのコピーについては、
「ポール・チェンバースのウォーキングベースラインを、コピー譜から分析」
の記事も参考にしてみてください。
■The Music of Paul Chambers
一応、コピー譜はネットで手に入れることもできます。