すぐ使えるジャズのソロフレーズ①【使用スケール:クロマチック】

すぐ使えるジャズのソロフレーズ①【使用スケール:クロマチック】 JAZZ BASS TIPS

ベースの tacama です。
ライブハウスなどで、ジャズを20年演奏しています。

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アドリブソロで使えるジャズフレーズを紹介したいと思います。
簡単ですぐ使えるものですよ。

こんなフレーズです。

アドリブソロで使えるジャズフレーズ

ジャズの基本みたいなフレーズです。
今回はこのフレーズを解説します。

すぐ使えるジャズのソロフレーズ①

まずは中身の解説。
つくりかたを説明します。

フレーズの構造

ターゲットをコードトーンに

ターゲットをコードトーンに

まずターゲットノートを決めます。
コードトーンのルート、3度、5度の中から選びます。

ここでは説明を省略しますが、コードによってコードトーンのいずれかがうまくいかない場合があります。ひとまず色々試してみてください。

低い音からスタート

低い音からスタート

必ずしもそうでなくても良いのですが、低い音からスタートすることが多いです。
音はけっこうアバウトで、コードトーンを適当に選びます。

ターゲットの半音上へ

ターゲットの半音上へ

次の音はターゲットの半音上の音を弾きます。
コード、スケールなどは無視するかっこうです。

ターゲットの全音下へ

ターゲットの全音下へ

次はターゲットの全音下の音です。
これも機械的に選びます。

ターゲットへ半音でアプローチ

ターゲットへ半音でアプローチ

最後にターゲットへ半音で埋めます。
これで完成です。

クロマチックアプローチ

今回のフレーズのように、ターゲットの音へ半音で向かうことを「クロマチックアプローチ」といいます。

正確には、ターゲットに全音上下から半音階で当てることを差すようです。

チャーリー・パーカーも使用

あのチャーリー・パーカーも、よくこのフレーズをよく使います。
たとえばこんな具合です。

上のフレーズは「ドナリー」の一節です。
パーカーのコピー譜集である「オムニブック」から抜粋しました。

※上が「ト音」、下が「へ音」です。

使い方のコツ

ターゲットを小節の頭か3拍目、つまり強拍におくと、按配がいいです。
といっても、4ウラでくっても問題ありません。

自由に使えるまで練習する

今回紹介したフレーズを、たとえば「iReal Pro」などをつかって、それほど考えずに弾けるようになるまで練習してください。

コードに不慣れなかたは、コードトーンの勉強にもなるでしょう。

コードトーンの勉強については、
ピアノ以外の楽器向け、コードトーンの覚え方【キーボードを使います】
のページも参考にしてください。

それでは今回は以上です。

この記事は、
ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【練習法・コツ】
に格納しました。

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