ベースの tacama です。
ウッドベースを 20年演奏しています。
ぼくの演奏は YouTubeで聴けます。
» tacama の YouTubeチャンネル
ウッドベースには「魂柱」というパーツがあります。
表板と裏板をつなぐ、細い木の棒です。
この記事では、この魂柱の説明を少ししようと思います。
ウッドベースの「魂柱」というパーツ【扱いの注意点も書きます】
外からは見えない部品なのですが、とても大事な役割を担っています。
魂柱の位置
魂柱は駒の左側辺りのボディの中にあります。
F字孔(Fフォール)から中を覗き込むと見ることができます。
魂柱の役割
魂柱の役割は、表板の振動を裏板に伝えることです。
弦の振動は駒を通り表板を振動させ、魂柱を通って裏板を振動させます。
つまり表板と裏板の振動で、ボディの中の空気は2回振るわされます。
2回音が鳴るのですね。
きっとこれがウッドベース独特の音色をつくる一つの要因になっていると思います。
注意点
この魂柱は実は表板・裏板と接着されていません。
挟まっているだけです。
ですので、しばしば「魂柱が倒れた」という事件が起きます。
事件が起きないようにするために、
- 弦交換は1本ずつ
- ベースを寝かせておくときは左側を下にして
などのことに気をつけましょう。
■メンテナンスの本
ウッドベースのメンテナンスについては、
の2冊が参考になります。
ぜひ手元に置いておきましょう。