質問ページへ「ジャズコンセンプションの練習方法について」の質問をいただきました。
ジャズコンセンプションという教則本のシリーズがあります。
ベース向けには、「ベースライン(ウォーキングなど/伴奏)」と、「ベース(ソロ)」の2種類あって、今回はベースラインの方の練習の仕方を書いていきます。
ソロの方はまた次回です。
ジャズコンセプション(伴奏/ベースライン編)の練習方法
5項目あります。
ゆっくりのテンポから練習
各曲、いきなり指定のテンポで弾くのは難しいでしょう。
最初は譜面を読むところから始めなければいけません。
オススメは半分のテンポから練習するのことです。
このことは、
メトロノームでのリズムトレーニングは、半分のテンポから行うべき
にも書きました。
間違いを訂正しながら
ジャズコンセンプションは、残念ながら少し音符に間違いがあります。
付属のCDと音符が違うのです。
もしそんな部分を見つけたら音源の方に合わせて修正するようにしてください。
耳コピーの練習の良いチャンスです。
CDと合わせて弾く
目標テンポで弾けるようになったらCDと合わせて弾いてみましょう。
CDはベースを消せるようになっていますが、これについてはどちらでも構わないです。
ベースラインを分析
指定のテンポで間違えずに弾けるようになったら、ベースラインを分析してみましょう。
「このひとは、なぜこのベースラインが弾けたのか」
と、思考をトレースするようにします。
「ルートからスタートしているな」
「ここはクロマチックだな」
一音一音が勉強になります。
ベースラインを自分で作る
ある程度分析したら、自分でベースラインを作ってみましょう。
このテキストはスタンダードと対応していますので、それらのリードシートを横に置き、五線譜にベースラインを書いていきます。
» ジャズコンセンプションシリーズのジャズスタンダードとの対応曲一覧
パズルで構わない
最初はまったくパズルで構わないです。
コードトーンを並べただけで大丈夫です。
なにより作ってみることが、アドリブへの第一歩になります。
終わったら耳コピーへ
以上、ジャズコンセンプションの「ベースライン」の練習方法を書いてみました。
各曲、この方法で練習していくのをオススメします。
このテキストでジャズのベースラインに慣れることは、初心者にとってとても有益です。
まずは、どんなベースラインがジャズでは良しとされているか、知っていきましょう。
そしてこのテキストを終えたら、次は有名ベーシストの耳コピーをし、よりジャズらしさを手に入れていくと良いです。
きっと耳コピーもしやすくなっていると思いますので、ぜひがんばってくださいね。
それでは以上です。
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ジャズコンセプションシリーズの解説/関連記事まとめ【ジャズベース】
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