ある程度、楽器を続けているとグループを組んだりして演奏活動をするようになると思います。
そうすると「これライブでやる曲です」などと楽譜を渡されることも増えてきます。
ロックやポップスでは楽譜無して練習が開始されることもあると思いますが、ジャズやフュージョン、クラシックなどでは、まず楽譜を渡されることになります。
楽譜は事前に渡されることもありますが、直前になることもしばしばです。
本番でもそうですし、練習当日に渡されることもあるでしょう。
渡された楽譜が知らない曲だった場合、音源を探したくなるかもしれません。
でも時間がなかったり、量も多い場合は難しいですね。
ある程度、楽器のレベルがあがってきたら参考音源に頼らずに、自分で音楽をつくることを考えていかなければなりません。
今回はそんな話です。
楽譜から音楽をつくる
かつて音楽を始めたころは、大好きな曲を再現することに楽しみを覚えるものです。
ぼくもギターを始めたころ、バンドスコアを買ってきて夢中で弾いていました。
参考音源の無い世界
しかしある程度、楽器を弾いていると状況は変わってきます。
たとえばレッスンを受けるようになると、教則本などに取り組むようになります。
この教則本には基本的には参考音源はついていません。
最近の教則本にはCDがついていますが、昔からの教則本、たとえば「ハノン」などにはCDなんてついていませんね。
楽譜から音楽をつくる
最初に触れた楽譜を渡されることもそうです。
まれに参考音源を一緒に伝えられますが、基本的に渡されるのは楽譜のみです。
要は「楽譜だけで音楽を完成させなければいけない状況が増える」ということです。
なので「楽譜から音楽をつくる」という意識の変化が必要になります。
これまで音源ありきで音楽をしてきたひとには大きな変化になると思います。
よりどころかなくなりますからね。
想像力が大切
ここで必要になってくる能力は、楽譜や音符からイメージをふくらませる想像力です。
「こんな雰囲気の曲かな」と解釈するわけですね。
基本は引用
想像力といっても新しいものを生み出すわけではありません。
これまで聴いてきた音楽の「あの曲みたいな雰囲気かな」と、引用する感じになります。
なので普段からたくさん音楽を聴くことも大切です。
自分を「オリジナル」で表現する
音源をマネして演奏するのはコピーバンドですね。
でもいつまでもひとのマネばかりでは少しさみしいです。
自己表現
楽器弾くということは「自己表現」だと思います。
ぼくなどはしゃべりベタなので、楽器を通して言いたいことを大声でしゃべっているんだと考えています。
なのでぜひ「オリジナル」を音に出すことを考えてみましょう。
そのために楽譜を音源に頼らずに解釈して、自分なりの言葉で音に出してみることが大切になります。
何か問題を解決するために参考音源に頼るのはいいと思いますが、あまりマネばかりにならないように気をつけましょう。
その方がきっと楽しいですよ。
■この記事は、
「ジャズベースソロ上達のためのブログ記事まとめ【練習法・コツ】」
のまとめ記事に格納しました。