ぼくはミシェル・ペトルチアーニの大ファンです。
亡くなっているのを知ったときは、当時かなり落ち込んだのを覚えています。
ミシェル・ペトルチアーニは小人症を患っていて、寿命は20歳までと言われていました。
しかし実際は36歳まで生きて、たくさんの作品を残しました。
そんな彼の最後の作品は、サックスのスティーブ・グロスマンのアルバムに参加したものです。
この「Quartet」という作品です。
»「Quartet (with Michel Petrucciani)」の詳細はこちら
このアルバムについて少し書いていきます。
ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの最後の録音「Quartet」
アルバムの参加メンバーは、
- スティーブ・グロスマン(テナーサックス)
- ミシェル・ペトルチアーニ(ピアノ)
- アンディー・マッキー(ベース)
- ジョー・ファンズワース(ドラム)
です。
ジョー・ファンズワースは、売れっ子ドラマーですね。
おすすめの2曲
ぼくはこのアルバム、正直、下にあげる2曲しか聴いていません。
なぜこの2曲かというと、ミシェル・ペトルチアーニのソロが圧巻なんです。
ミシェル・ペトルチアーニの作品はけっこう聴きましたが、その中でも5本の指に入るくらいお気に入りのソロです。
どちらも元気いっぱいのミシェルが聴けます。
とても最後の録音とは思えません。
「You Go to My Head」
ミシェル・ペトルチアーニの超速弾きのソロが聴けます。
超速弾きなのに全ての音が強くハッキリ聴こえます。
ミシェルは叩くように演奏しているとのことなのですが、小人症ならではの弾き方なのかもしれません。
そう思うと少し悲しいソロです。
「You Go to My Head」のコード進行はこんな感じです。
「Why Don't I」
ソニー・ロリンズの曲です。
コード進行はこんな感じです。
スイングのリズムでもミシェル・ペトルチアーニのソロは流れる小川のようです。
ホントにキレイなバップですね。
ミシェルに続くスティーブ・グロスマンのソロも素晴らしいです。
「Don't Blame Me」のソロも良かった
今回文章を書くにあたって聴き直していたら「Don't Blame Me」のソロも良いことに気づきました。
改めてこのアルバム、聴きなおしてみようと思います。
名演は良い音で味わう
以上、ミシェル・ペトルチアーニの最後の録音と言われる「Quartet」について書いてみました。
»「Quartet (with Michel Petrucciani)」の詳細はこちら
アルバムはぜひ「良い音」で聴いてください。
せっかくの名演がもったいないです。
ぼくは Amazon Music HD で聴いています。
»【超オススメ】Amazon Music HDの音質が最高すぎる話
また、ミシェル・ペトルチアーニのアルバムについては、
ミシェル・ペトルチアーニのおすすめアルバム「Both Worlds」
という記事も書きましたので、こちらもぜひ読んでみてください。
それではまた別の記事で。